万博に便乗?自信のなさの表れ? 大阪府が検討する「インバウンド徴収金」に合理性はあるのか
●リンク先・・・【2024年3月20日/東京新聞/こちら特捜部】
万博に便乗?自信のなさの表れ? 大阪府が検討する「インバウンド徴収金」に合理性はあるのか:東京新聞 TOKYO Web https://t.co/vSEbpVGcZN
— ハイパー有明 (@FJEzaWEIntOhpqB) March 20, 2024
なんでも大阪府は、インバウンド(訪日外国人客)に、徴収金を創設できないかの検討をしているとか。
個人的に、今回引用した記事を読んでみての印象としては、「雑すぎる」ということだ。
インバウンド対策に使うためとしてはいるが、対象者が曖昧過ぎるようにも感じる。
まず、大阪府でどんな行動をすると対象となるのか。
まさか、<大阪府を訪れれば>徴収されるとすれば、新大阪駅で新幹線から在来線に乗り換え、奈良や和歌山、鳥取や島根の各県へ移動するだけの人も対象となる。
ほかにも、数回大阪府内を通過する人には、そのたびに徴収するのかの問題も残る。
ほかには、お《大阪万博の入場者》を対象とするならば、在日外国人と訪日外国人の班別がしにくくなる。
在日外国人の方は、在留者カードなどを所持しているのはわかるが、たまたま携帯し忘れた人をどうするのかなどの問題が残る気がする。
ほかにも、見た目は外国人だが、日本生まれの日本国籍の方をどうするかなど、じゃんだーや国籍の問題にも発展しかねない。
国籍で分けてしまうと、日本人同士の親から生まれてはいるが、外国生まれた二重国籍の方など、対象者を絞りにくくなる可能性がある。
宿泊税にしても、そのために大阪府内での宿泊を避けてしまう恐れもあったりと、どんな行動に徴収金を設定するのか雑すぎる。
もちろん、今回引用した記事にもあるように、徴収金の創設の検討を始めたのであり、決定したことではない。
そして、私個人としても、インバウンド対策や、オーバーツーリズム向けに、何かしらの徴収金を創設してほしいと願うのは事実。
とは言えど、万博に便乗するかのような印象を与えてしまうのも、不公平さも感じる。
これも引用した記事中にもあるが、万博を開催すれば、費用対効果もたんまりで黒字にはずではなかったのか。
もちろん、お金はたんまりあった方が良いのも知ってはいるが、<とれるところから根こそぎとる>かのような印象を持たれるのは避けるべきである。
何度も言うが、「検討を始めた」ことであり、<まだ決定したこと>ではない。
ただ、設定が大雑把のように見え、対象者が複雑化しそうであるように感じられたので、今回引用してみた。
今後どうなるかは未知数ではあるが、皆さんも注目してみてください。