まもなく、いちくん3歳半。
寝ない、食べない、遊ばない、離れない
のいちくんに心が折れていた私。

プレ幼稚園でのクリスマス会。
1人だけ母子分離できないいちくんと私はいつも教室にいるのだけど
今日は親も一緒に参加。
夫婦と子供で来てる人も多い。
お母さんも一緒に参加できると気付いた他の子はいつも以上に大騒ぎ。

いちくんは多くの人と他の子のはしゃぎように早くも不安そうな顔。
1番端の席に座る。

1人1人先生に呼ばれ、
名前と年を言ってからサンタさんにプレゼントを貰う。
大きな声で言える子、泣きながらも言えてる子、みんな1人で行けるんだ。すごいなぁ…。

いちくんが呼ばれた。
席にしがみついてママ!ママ! 
お母さんと一緒でいいよーと声がかかる。

足元で泣くいちくんを半ば引きずるようにして私が名前と年を言い、プレゼントを貰う。 
おんぶしている背中では、
にこちゃんがいっしゃーい!と元気に叫び
あたしは1才なの!年が言えるの!ほめてー!とバタバタしている。

嬉しそうに貰う子と楽しそうな親を見てなんだか違う世界を見ている気になった。
なんだか遠くて少し泣けた。
眼鏡とマスク、楽しい雰囲気で気付かれなくて良かった。

会は進んでもいちくんは泣いてばかり。
輪になるよー!先生が言った。
見かねたのか2人の同い年の男の子がいちくんの両手を引っ張った。
いちくんは夏生まれだが、成長曲線下限の線の発育なので多くの子は頭一つ大きい。
大きい子に手を取られてあっという間に連れ去られたが振りほどいて戻ってきてしまった。

楽しい雰囲気で終わったクリスマス会。
終わって楽しそうに談笑するママさん達を見ていられず逃げるように帰ってきた。

明日は3歳児健診。

23:30ようやく、いちくんが寝た。
いつになったら寝かしつけに3時間かけなくてよくなるのだろう。

部屋を片付けて問診票に記載をする。
やっぱり半分も埋まらない出来る項目。

精神的に不安定なのは分かりきっていたが
昼も夜も発達の遅さを突き付けられ
また涙が溢れて止まらなかった。