日歯連盟広報第171号を読んでがっかりしました。
第150回臨時評議員会に関する記事において、評議員からの質問及び執行部答弁がまったく掲載されていませんでした。
私が確認できただけで、少なくとも第140回以降のすべての評議員会に関する日歯連盟広報の記事では、質疑応答ないしは質問という項目で、質問及び答弁内容が質問者の顔写真付きで掲載されていました。
それが今回、全く掲載されていないのです。
第150回臨時評議員会は昨年12月7日に開催されましたが、日歯連盟HP会員サイトでの報告で、浦田理事長から行われたパーティー券購入に関する説明及びそれに対する質疑について、説明があったことも含めて全く記載が無いことはすでに、つぶやいているところですが、まさか連盟広報でもなかったことにするとは思いませんでした。
送られてきた議事録には当然ながら、すべてのやり取りが記載されています。
どうしてそういうことができるのでしょうか?
日歯連盟令和3年度政治資金収支報告書において、政治資金規制法で定められた150万円を超えるパーティー券を購入していたと報告していることに関するやり取りを掲載したくないのがその理由であるのは明白です。
1:こういうことを会員にあえて知らしめて、会員の連盟離れ、自民党離れを生じさせなくない。
2:政治資金規制法に抵触する(抵触しないと言っているが)可能性もあるセンシティブなやり取りなので、表に出したくない。
こういうことでしょう。
1は流石に表立って言えないでしょうから、「相手側(議員)もあることであり、非常にセンシティブな内容なので、顧問弁護士とも相談してあえて掲載しないことにした。すべてが明らかになってから、適切に報告する」といった方便が予想できます。
しかし、そういう体質が、連盟の会員離れにつながってきたことにまだ気が付かないのでしょうか?
浦田理事長からは、今回のパーティー券購入については、「政治資金規正法に則って適切に行っている。収支報告書における記載は、主として議員側の問題を背景とした勘違いによる金銭の移動である」、という趣旨の答弁したので、そうであるならば、そのとおりに掲載すればすむことです。
あからさまに、このようなことをするということは、「そこにやましいこと」があると思わざるを得ません。
来週3月28日に行われる第151回臨時評議員会の事前質問が送られてきましたが、当然のように、この問題に関する質問がありました。
この調子なら、今回の臨時評議員会のやり取りもすべて削除なんでしょう。
やましいことがなければ、きちんと答弁し、それを堂々と会員に周知すれば良いことです。