今日、日歯代議員宛に、
「日本歯科医師会代議員会の運営方法に関するアンケート」
が来ました。
「かねてより代議員から代議員会の効率化を望む声」があるので、議事運営特別委員会で協議した結果、「 会議効率化や代議員の時間的拘束の緩和等を目的」に、現在1日半で行われている代議員会を1日にする案を提示し意見を求めています。
私は、以下に述べるように、日歯の最高議決機関である代議員会の現状は、その多くの時間が報告事項(詳細な報告資料が事前配布されている)に割かれており、事前質問に対する答弁も形式的なもので、無駄な時間が多く、しっかりとした議論・討論が行われていないという認識があります。
ですから、日時を短縮するなどという試み以前に、いかに充実した協議・意見交換ができるか、という視点を議論すべきだと思います。
しかし、今回は1日にすることを視野に入れていることを強く匂わせるアンケートであるだけでなく、驚いたのは、1日にする場合の対応についてのアンケート項目です。
その中には、
時間が足りなかったら、書面での回答を導入する。 とか
地区で事前質問の数を調整する。 とか
まるで、中国の全人代か?と思うような内容です。
そこで、私は、1日半のままにすべきだ、という回答とともに、以下の意見を提出しました。
日歯代議員会は、社団法人としての最高議決機関であり、その過程における協議・討論は、十分な時間をかけて行われるものだと思います。
したがって、現在の1日半でも、しっかりとした協議・討論を行うために十分とは言えず、これを短縮するということはすべきではないと思います。
代議員会の運営については、事前質問において、最初に質問者から説明をしますが、その多くがすでに提出された質問書を読んでいるだけであり、時間の無駄だと考えます。
「質問は事前に提出してあるので、原則として追加説明の時間は設けない」として、直ちに執行部の答弁に入って良いと思います。しかし、その分、追加質問や関連質問の時間の延長や回数の制限を緩和し、討論・議論の時間をしっかりと確保すべきだと思います。
また、代議員会の情報開示についてですが、事前質問の内容はHP上に、その返答については要旨が日歯広報に掲載されています。基本的に理解しますが、追加質問や関連質問などの討論についても、要旨を掲載してほしいと思います。
とはいえ紙面の都合上限界はあるでしょうから、少なくとも議事録をHP上でアップされるべきだろうと考えます(アップされているようならすみません。HPで見つけることができませんでした。)。