先日、人生初の「骨ドック」を受けました。
友人などに「今度、骨ドックを受けるんだぁ」と話したところ
「どんな感じだったのか教えて~」と
興味シンシンの反応が多かったもので
ブログにて報告させていただきます。
骨ドックに興味を持ったのは、
健康誌『わかさ』11月号にて、
光伸メディカルクリニック院長の中村光伸先生に
骨に関する取材をさせていただいたことがきっかけです。
中村先生は
『医師が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)
などの著書がある、骨の専門医です。
取材時に中村先生がおっしゃった
「私は健康において何よりも大切なのは『骨』だと考えています」
という言葉がすごく印象的でした。
筋肉を支えているのは骨なので
骨が元気な状態でなければいくら筋トレをしてもなかなか健康には結びつかないこと。
骨は衝撃から内臓を守ったり、
血液をつくったり、
カルシウムを貯蔵したりなど
わたしたちの身体の中で大切な役割を果たしているということ。
それなのに、40歳を過ぎたころから骨は確実に弱くなり
放っておくとスカスカのボロボロになってしまい
簡単に骨折してしまうこと。
実際、わたしの周囲には
骨折してしまった同年代の方が少なからずいらっしゃいますし、
わたし自身、更年期の年代で骨粗しょう症が気になっていたこともあり。
中村先生のお話をうかがううちに、
「わたしの骨は大丈夫だろうか……」と不安になり、思い切って
先生のクリニックで実施している「骨ドック」を受けることにした次第です。
こちらの「骨ドック」では、骨密度検査のほかに
健康な骨を生成するために必要な栄養バランスのチェックもしてもらえます。
予約をした日にクリニックを受診して
採血と腕のレントゲン検査を受け、
2週間後に結果を聞きに行きました。
実は、ここ3年ほど健康診断をサボっており、
なにかの検査を受けるのは久しぶりということもありまして、
ドキドキしながらクリニックへ向かいました。
さて、人生初の「骨密度」検査の結果は……
同じ年齢の平均骨密度と比較して112%相当、
若年成人の平均骨密度と比較しても106%相当で、
とても良い結果でした。
よかった~(^^)
小学生のとき、「健康優良児」として表彰されたことがありますし、
子どものころからガタイがいいのがコンプレックスだったりもしますし、
いろいろな意味で、もともと健康体なのかもしれません。
ちなみに、血液検査の結果は↓です。
現在の骨の状態を長く維持できるよう、
血液検査の結果をもとに
中村先生から栄養素に関する3つのアドバイスをいただきました。
1 たんぱく質をもう少し摂る
「総蛋白」の数値は7.1(基準値は6.7~8.3g/dl)と
基準値ギリギリだったので……💦
「骨の健康を保つためにも、たんぱく質をもう少し摂るといいですね」とのことでした。
夫がいるときはバランスのよい食事を心がけるのですが
昼食はパスタとか、トーストだけで済ますことが多いので
ちゃんとたんぱく質も摂ろうと思いました。
時間がない時でもササッとたんぱく質を補給できるよう
とりあえず、ゆで卵を切らさないようにしています。
2 フルーツを積極的に食べる
K(カリウム)の数値は3.5(基準値は3.6~5.0mEg/L)と
基準値以下でした💦
カリウムの補給におすすめなのがフルーツだそうです。
夫のお弁当には毎日、フルーツを入れるようにしているのですが
庶民のわたしには「フルーツ=贅沢なもの」というイメージがあって
(シャインマスカットとか巨峰とか、さくらんぼとかいちごとか、好きだけれどお高いです……)
あまり頻繁には食べていませんでした。
でも、フルーツ自体は好きですし、
カリウムのほかに各種ビタミンも補給できますし、
これからはちゃんと食べるようにしたいです。
とりあえず、グレープフルーツを買い置きしました。
3 毎日、ちょっとでいいので日に当たる
ビタミンDの状態を表す数値が13.0(20ng/mL未満はビタミンD欠乏症)
と、まったく足りていない状態だったので……💦
先生は「あんまり外に出ない仕事だからじゃないかなぁ」とおっしゃっていたのですが
まさしくその通りです。
起きてからずーっと家の中で仕事と家事をしていて
外に出るのは夕方にスーパーに行くときだけ、
という日も珍しくないです。
1日に10~15分程度、太陽の光を浴びればよいそうなので
毎日、日のある時間に外に出ようと思います。
とりあえず、
夕方になりがちなお庭や畑の植物たちへの水やりの時間を
少し早めることにしました。
とにかく、
たんぱく質やフルーツの摂取量が少なくて、あまり外に出ないという
普段の生活状況をズバズバと言い当てられたことには、驚くばかりでした。
一瞬、中村先生が魔法使いや魔術師のように思えてしまったほどです。
それだけに、中村先生から
「骨ドックを受診なさった患者様の中でも、熊谷さんは非常に優秀でした」
「これまでの生活は間違っていなかったということですね」
というお言葉をいただけたことが、すごくうれしいです。
健康な骨を作るには運動も大切ということで、
先生から結果に関する解説をいただいた後には
トレーナーさんから自宅でできる運動を教わりました。
太ももの筋肉を鍛えたり、
肩や股関節の可動域を広げるトレーニングを
教えていただいたのですが
「多少の左右差はありますが、動きには特に問題ないですね」と
言っていただけて、ホッとしました。
何年たっても下手なままではあるものの、
身体が割と動くのは
もう10年近くもベリーダンスを習っているおかげなのかもしれないです。
自分の骨の健康度合いが数値でわかるのは、
安心できる要素でもあり、今後の生活の励みにもなるので
毎年、骨ドックを受けたいなぁと思いました。
ちなみに、今回、受けた骨ドックは、自由診療なので
初回は27,000円、2回目以降は20,000円(トレーニング指導はナシ)です。
庶民のわたしにとっては、
一度に2万円というのはなかなかな出費となるのですが
「月に2000円ずつ貯金すれば、1年後には骨ドックが受けられる♪」
と考えると、気がらくになります。
最後に、今回の血液検査の結果で、
骨の健康には直接関わりはないものの
ひとつだけ気になる数値がありました。
肝臓の状態を現わすγ-GTPが144(女性の基準値は30U/L)と
基準値の5倍近かったのです💦
お酒はほとんど飲まないのに、なんでだろう……
デブだからかな……
漢方薬とかサプリメントをいろいろ飲んでいるからかな……
そろそろ3年ぶりに受けた健診の結果が出るころなので
γ-GTPについては、かかりつけの内科の先生に相談をしてみようと思います。
わたしは基本的に自己肯定感が低く、
ネガティブ思考に陥りがちな人間なので、
γ-GTPの数値を知ってからというもの
「肝硬変とか肝臓がんとかだったらどうしよう……」と
ズーンと落ち込みそうになる時があるのですが、
「でも、骨はすこぶる健康だし。中村先生のお墨付きだし♪」
と思うことで、感情を立て直すことができています。
身体のどこかに心配なことがあっても、
身体のどこかに健康面での自信を持てると
精神的なバランスが取りやすくなるのだなぁと、
新たな発見ができました。
やっぱり、骨ドックを受けてよかったです(^^)