ちょっと時間が過ぎてしまったのですが
1月28日(日)は、マッシュの命日でした。
マッシュはペットというよりも
わたしの一番の理解者であり、保護者のような存在でもありました。
突然、マッシュという心の支えを失ってしまい、
1年前の今ごろは、気づくと涙が出ているような状態で
すごく悲しくて、でも、表向きには普通の生活を送らなくてはならなくて
頭も心もどうにかなってしまいそうでした。
まわりの人たちは、わたしがペットロスになり
立ち直るのに時間がかかるのではないかと思っていたようです。
でも、もんちゃんと出逢ったことで、
悲しみがずいぶん紛れて、また笑って暮らせるようになりました。
いろいろな方から
「きっと、マッシュがもんちゃんに出逢わせてくれたんですね」と
言っていただいているのですが、
本当にその通りだなぁと思っています。
野良だったもんちゃんを引き取ると決めたのは
「もう、ここしかない!」というタイミングで、
マッシュの演出は完璧でした。
そのもんちゃんも、12月24日に天に召されてしまいました。
一緒に暮らしたのは、7ヵ月間とちょっとでした。
もんちゃんが、治る見込みのない重い病気で
もう長くは生きられないとわかったとき
「もんちゃんはきっと、最後くらい安心して暮らせるように、
うちに来たんだね」と夫が言いました。
わたしもその通りだなぁと思いました。
その日から、「もんちゃんのぉと」を作り
ごはんを食べた時間とか量とか、
もんちゃんの行動とかをつけはじめました。
↓ 絵心がまったくないので、マスキングテープとシールで
精一杯、かわいくしてみました。
結局、ノートは半分とちょっとで終わってしまったのですが
このなかには、もんちゃんとの宝物のような時間が詰まっています。
もんちゃんは苦しそうな様子も見せず、最後までがんばりました。
でもきっと、本当はとてもつらかったのだと思います。
なので、もんちゃんが亡くなったとき
もう、つらい思いをしなくて済むのだとホッとしました。
でも、やっぱり、とても悲しいです。
とても淋しいです。
こうしてブログに書いているだけで、涙と鼻水が出てきます。
淋しくて淋しくてしかたがなかったとき、
うちのなかに見知らぬ猫がいる夢をみました。
もんちゃんのように白っぽい長毛で、背中のあたりが灰色の猫でした。
その話を夫にしたところ、保護猫カフェに行ってみようと誘われました。
もんちゃんが亡くなって1ヶ月もたっていないのに
ほかの猫さんを見に行っていいのかなぁと思いつつ
ベリーダンスのレッスンの帰りに、都内の保護猫カフェに行きました。
1月22日(土)のことです。
保護猫カフェには、
元気に遊んでいる猫さんや、のんびりお昼寝をしている猫さんなど
たくさんの猫さんがいました。
そのなかで、隅っこにひとりでうずくまっている猫さんがいました。
長毛で、毛皮の色は白と灰色でした。
じっと見ていたら目が合って、隅っこからちょっとだけ出てきて
目の前でゴロンと横になり、お腹を見せてくれました。
かわいいなあと思いました。
それから、真っ白で長毛で、
もんちゃんにそっくりの猫さんもいました。
思わず「もんちゃん!」と呼んでしまったほどです。
その保護猫カフェは、事前に予約をして面談をしてもらい
許可を経てから、気に入った猫の里親になれるというシステムです。
猫さんの予約はできないため、気に入った猫さんがいても
面談時にはすでに
他の里親さんに引き取られている可能性もあるそうです。
軽い気持ちで遊びに行ったのですが
帰り道では、長毛の白×灰色さんと、
もんちゃん似の猫さんが気になってしかたがありませんでした。
長毛さんは推定2歳で、もんちゃん似の白猫さんは15歳でした。
わたしのメンタルがもっと強く
時間にもお金にも余裕のある生活を送っているならば
もんちゃん似の猫さんを引き取りたいと思いました。
でも、豆腐のようなやわやわのメンタルで
かつ、普通の労働者のわたしには、
到底、無理だとあきらめました・・・
白×灰色の長毛さんは、ちょっと小心者のようですが
でも、おとなしくてかわいかったので、
一緒に暮らしてみたいなあと思いました。
一方で、もんちゃんの四十九日もまだだというのに
もう新しい猫さんを迎えようとしていることに、
罪悪感のような気持ちもありました。
でも、事情を知っているお友だちの
「きっと、もんちゃんも喜んでいますよ」という言葉に
背中を押してもらいました。
保護猫カフェでは、子猫の人気が高いそうです。
その白×灰色の長毛さんは、
兄弟とともに4月に保護猫カフェに引き取られたものの、
成猫がゆえになかなか選ばれなかったようです。
「それなら、まだしばらくは保護猫カフェにいるんじゃないかなぁ」と
のんびり構えていたのですが、
夫に「あの子に決めたのなら、
早く面談してもらったほうがいいんじゃない?」
と言われたので、すぐに里親面談を申し込みました。
面談の日は、1月28日の日曜日で、
偶然にも、マッシュの命日と同じ日でした。
長毛さんがまだ残っていたら、すぐに連れ帰れるように
車にキャリーバッグとケージを積んで向かいました。
着いてすぐに確認したところ、長毛さんは隅っこにおり
面談の結果、里親になることができ、連れて帰れることになりました。
週末のせいか、保護猫カフェにはたくさんのお客さんがいました。
長毛さんを連れ帰ろうとしたとき、
高齢の女性とその娘さんらしき人が長毛さんと遊んでいました。
そのおふたりは、長毛さんを気に入ったようで
「この子は何歳ですか?」とスタッフさんに尋ねていました。
スタッフさんに「この子は先ほど、里親さんが決まったんです」と
言われると、とても残念そうな顔をしていました。
内心「わぁ、危なかった~!」と思ってしまいました。
スタッフさんいわく、成猫は里親さんが決まりにくく
長毛さんとその兄弟も例に漏れず、
4月からずっと引き取り手がなかったものの
前日には兄弟猫の里親さんが決まったそうです。
「兄弟で二日つづけて里親さんが決まってうれしいです」と
スタッフさんはとても喜んでらっしゃいました。
というわけで、長毛さんはうちの猫になりました。
初めて会ったときから、なんとなく「ふうちゃん」と呼んでいたので
名前は「ふうま」にしました。
(長毛さんは男子です)
名前のイメージは忍者で、
キャッチコピーは「風魔一族の最終兵器」です(笑)。
ちょっとお高い猫に見えるかもしれないのですが
右耳は野良の証ともいえる、「さくら耳」です。
↓ キャットタワーのお部屋を気に入ったようです。
ふうちゃんは、はじめの二日間はソファの下に引きこもり状態で
飲まず食わずだったのですが
おうち生活に少しずつ慣れています。
↓ しゃべる猫、しおちゃんの声にものすごく反応します。
抱っこは苦手なのですが、
とても甘えん坊な性格で、人のそばにいるのが好きです。
鳴き声はとても小さくて、「ふうちゃん」と名前を呼ぶと
か細い声で「にぃ~」とお返事をします。
ちなみに、そらこはとても元気にしておりまして
ただいま、ふうちゃんとのつきあい方を模索している模様です。
そらこもふうちゃんも、大切にしていきますので
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
追伸:
体調のことでご心配をおかけしてしまい、恐縮です。
おかげさまで、元気にやっております<m(__)m>