12月17日。
日曜日の午後のことです。
ベランダになにやら、不思議な白い生き物が。
もしかして、白フクロウ?
ハリーポッター的な?
でも、フクロウにしては耳がとんがりすぎているような・・・
よくよく見ると白フクロウではなく、もんちゃんでした。
風が吹くと、ちょっと羽ばたいているようにも見えます。
もんちゃんは、ノラ生活が長かったせいか
外の空気に触れるのが好きみたいです。
どこでどう察知するのかは謎なのですが
洗濯物を干そうと2階のベランダに出ようとすると
いつの間にか足もとに来ています。
ベランダに出ると、ヒラリと手すりに飛び乗って
気持ちよさそうに風を感じています。
BGMは、ボブ・ディランあたりでしょうか。
ちなみに、外からはこんな感じで見えています。
もんちゃんがベランダに出るのも、手すりに飛び乗るのも
当たり前のことだと思っていました。
でも、このときには
「まだ、こんなに元気があるんだ」とホッとしました。
日曜日のもんちゃんは
ベランダでくつろぐほどに元気だったというのに
月曜日にはちょっと元気がなくなってしまい、
ごはんもあまり食べなくなってしまいました。
もんちゃんは、元気でちゃんと食べる時期と
あまり元気がなくて食欲も落ちる時期を
2日おきくらいに繰り返しているので、少し様子をみることにしました。
火曜日になっても、元気も食欲も回復せず
さらに血尿をしていることがわかり、焦って病院に連れていきました。
前々から
「もんちゃんは、重い腎臓病なんだから、
なにが起こってもびっくりしないようにしよう」と
自分に言い聞かせていたというのに、まったく効果がなく
焦りまくりの動揺しまくりでした。
ほんの1週間前には体重が3.28キロあったというのに
診察時には3.08キロまで減っていました。
診察&検査の結果、血尿は膀胱炎が原因だということがわかり
お薬を注射してもらいました。
人間の腎臓病は尿の出が悪くなるらしいのですが
猫の腎臓病は尿の量が増えるそうで、
しっかり水分補給をしないと脱水症状を起こしてしまうそうです。
血液検査の結果、脱水症状ギリギリの数値だったので
皮下補液という、首の後ろから液体を入れる治療を受けました。
家に帰ると、もんちゃんは見違えるように元気になり
爪とぎをしたり、お水をごくごく飲んだり、カリカリを食べたりしました。
あぁ、元気になってよかったとホッとしました。
なのですが、その日の深夜、
元気に鳴きながら家のなかをパトロールしていたかと思うと、
だいぶ消化された状態のカリカリを吐いてしまいました。
水曜日の朝も、カリカリを食べたものの、すぐに吐いてしまい
さらに、歯茎からの出血もありました。
歯茎の調子が悪いせいか、左の口元からよだれが出ており
食欲も元気もなかったので、また病院に連れていきました。
吐き気止めを入れた皮下補液をしてもらったところ
家に帰ると、多少は元気になっていました。
でも、思ったほどの食欲は出ず
今日は元気も食欲もあまりないです。
もんちゃんは、舐めて食べることが好きなので
仕事帰りにペットショップに寄って
いろいろな種類の「ちゅ~る」的なものを大量に買い込みました。
本当は、腎臓病の療養食とか、シニア用のものを
食べさせたいところなのですが
とにかく、食べることを重視することにしました。
最近のもんちゃんは、
お皿よりも、わたしの手からのほうが食べるので
まずは「ミルキーちゅ~る」なるものを指にとって口につけてみました。
この2日間ほど、いろいろなごはんやおやつを出しても
見向きもしなかったのですが
「ミルキーちゅ~る」には興味を示してくれて
自ら舐めてくれました。
1/2袋程度でしたが、とにかく、食べてくれてよかったです。
もんちゃんの腎臓病がわかってからは
とにかく、少しでも食べてもらおうと
もんちゃんのペースにあわせた
もんちゃんファーストな生活を送っていたのですが
あろうことか風邪をひいてしまい、
日曜日の夜から微熱が出たりして調子が悪く・・・
でも、普通に仕事がいろいろと入っているので
体をだましだまし労働をすることに意識が向いてしまい
この数日間、もんちゃんファーストの生活を送れていませんでした。
本当に不甲斐ない召使です。
もしかすると、そのせいで
もんちゃんの調子が悪くなってしまったのかもしれません。
すごくつらいことなのですが
なんとなく、もんちゃんと一緒にいられる時間は
思っているよりも長くはないような気もしています。
もんちゃんが安心して、少しでも快適な毎日を過ごせるように
できる限りサポートをしていきたいなぁと思っています。
今日も、愉快とはいえない内容なうえに、
長くなってしまいすみません。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。