そらこともんちゃん、対面しました。 | フリーライター 熊谷あづさの雑記帳

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もんちゃんと暮らしはじめてから

もうすぐ3ヵ月です。

 

 

ようやく、いろいろと準備が整ったので、

7月の中旬にそらこともんちゃんが初対面しました。

 

もんちゃんは野良生活が長く、
その間にいろいろな猫さんと交流があったはずです。

 

元ノラ猫とは思えないほど、おとなしくて甘えん坊な性格なので
きっと、そらことうまくやれるだろうなぁと思っていました。

 

心配だったのは、そらこです。

 

そらこは赤ちゃんのときに、
母猫さん&8匹姉妹として保護され、大切に育てられていました。

 

うちの猫になってからは
兄のような存在のマッシュに庇護されて暮らしていました。


母猫さんと8匹姉妹とマッシュ以外の猫のことは知りませんし
もちろん、外で暮らしたこともありません。

 

まさに、箱入り娘です。
うちがお金持ちだったならば、深窓の令嬢です。

 

 

このような理由から、
そらこがもんちゃんになじめるかどうか、すごく心配でした。


初対面のときには、
一時的にもんちゃんにゲージに入ってもらい
その部屋にそらこを連れてきました。

 

初めてもんちゃんを見たそらこは、
目をまん丸にして、猛ダッシュで二階へ逃げてしまいました。

 

その後、もんちゃんをゲージから出して

家の中を自由に歩いてもらうことにしました。

 

自分のいる部屋にもんちゃんが入ってくると
そらこはウーウーと唸り、シャーシャーと威嚇し、
もんちゃんはすごすごと退散しました。

 

しばらくしてから、
抱っこしたもんちゃんをそらこにゆっくり近づけてみると
自分からもんちゃんに鼻チュウをしました。

 

もんちゃんを床におろして様子をみていると
そらこは自分からもんちゃんに近づいて、
ニオイを嗅いだり、体をこすりつけたりしていました。

 

そらこは、予想外にフレンドリーな態度をとってくれました。

 

ただ、もんちゃんは一筋縄ではいきませんでした。

 

そらこがフレンドリーに接しようとすると
唸ったり威嚇したりするようになってしまったのです。

 

特に、自分が甘えたいモードのときに
わたしがそらこをかまっているのが気に入らないらしく
すごく怖い声で唸ります。

 

夫は小さなころから何匹もの猫と暮らしていて
多頭飼いにも慣れているそうです。

 

「この家の中で、もんちゃんは新参者だから
自分の存在を一生懸命主張してるんだよ。
慣れれればそらちゃんともうまくやれるから、大丈夫だよ」
と言われていたのですが
唸っている姿を見ると、すごく焦ってしまいます。

 

そうこうするうちに、もんちゃんに唸ったり威嚇をされると
そらこもケンカ腰の態度をとるようになってしまいました。

 

わたしが見ているところで、ウーウー、シャーシャーがはじまったときには
比較的、落ち着いているほうを別の部屋に移動したりしていたのですが
一触即発の状態が増え、
先週の金曜日の夜、ついに大ゲンカに発展してしまいました。

 

二階の廊下でそらこが悲鳴をあげているのですが
二匹で取っ組み合っているので下手に手出しはできず。

夫も不在だったので、どうしていいかわからず。

 

「猫のケンカには水をかけるのがいいと聞いたことがあるけど

今から水を汲んできて間に合うだろうか」とか

「水の代わりに、部屋にあるスポーツドリンクでもいいだろうか」とか

「水をぶちまけると掃除が大変だから、

手でかけてみいいだろうか」とか

しょうもないことばかりが頭に浮かび

ひとりでテンパりまくっているうちに
そらこがすごい勢いで走ってきて、

わたしの仕事部屋へ逃げ込みました。

 

もんちゃんはだいぶ興奮状態でしたが、
触っても大丈夫そうな雰囲気だったので、
リビングに連れて行って、部屋の中に閉じ込めました。

 

二階に戻ると、そらこは寝室のベッドの下の隅っこのほうで
小さくなって震えていました。

床には失禁の跡がありました。

 

そらこは生まれてからずっと、大切に育てられてきて
取っ組み合いのケンカなどとは無縁の生活だったので
どんなに怖かったろうと思います。

 

とっておきのおやつをあげたり
大好きなお尻ポンポンをしているうちに
多少は落ち着いたようで、ベッドの下から出てきてくれました。

 

そらこを抱っこして、何度も何度も謝りました。

 

そらこは7月で12歳になりました。

今までも、これからも、のんびりと暮らしていくはずだったのに
こんなに怖い思いをさせてしまって、本当に申し訳なく思いました。

 

一見、おっとりしているように見えるもんちゃんですが、
実は、とても賢い一面があります。

 

 

自分がマズイことをしたとわかっているらしく
一階のリビングのテーブルの下で神妙な顔をしていました。

 

もんちゃんには、
わたしとそらこの関係とか
そらこの性格とか、
そらこがひどくショックを受けていることなどを
淡々と話しました。

 

すごく悲しいことなのですが、
もしも、今後も大ゲンカが続く場合は
もんちゃんが暮らしていた園芸屋さんにお返しして、
野良生活に戻ってもらうことも考えないといけない、
ということも話しました。

 

さらに、天国にいるマッシュにも、いろいろと愚痴ってしまいました。

 

普段はもんちゃんをひいきしている夫も
帰宅後、いろいろと言い聞かせていたようです。

 

もんちゃんは、よほどこたえたらしく
その日の夜はひとりでおとなしく眠り、翌朝も元気がありませんでした。

 

わたしはその日、仕事に出かけたのですが
帰宅しても、まだ、もんちゃんはしょんぼりしていました。

夫いわく、ごはんもほとんど食べていなかったそうです。

 

あまりにも落ち込んでいるので、かわいそうになってしまいました。

 

抱っこしてひざの上にのせて
「もんちゃんがうちに来てくれて、本当にうれしかったんだよ」
「もんちゃんも大事な猫なんだよ」
「みんなもんちゃんが大好きだから、安心して暮らしていいんだよ」
と声をかけたところ、
ようやく、いつものもんちゃんに戻ってくれました。

 

大ゲンカ以来、そらこともんちゃんは、

お互いの距離感を少しつかんだようです。

 

この数日は、唸ったり威嚇したりすることもなく
平穏に過ごしています。

 

ちなみに、大ゲンカしていた場所を見たところ
そらこの抜け毛が大半だったのですが
もんちゃんの白い毛もチラホラとあり、

さらに、もんちゃんの首輪も発見しました。

 

箱入り娘のそらこも、それなりに健闘したようです。

 

 

 

わたしは、↓の写真のような感じで

マッシュとそらこが寄り添っている姿を見るのがとても好きでした。

 

 

 

 

 

なので、そらこともんちゃんにも仲良くしてもらいたいと思っていたのですがもう、ぜいたくは言いません。

 

そらこももんちゃんも、お互いにストレスを感じることなく
家の中でうまく共存していって欲しいなあと切実に願っています。

 

なんだか、もんちゃんを下げるような内容になってしまったので
最後に、

わたしが気に入っているもんちゃんの写真をご紹介させてください。