普段お世話になっている先生に相談したところ
マンモグラフィで左胸に気になる部分があったとのこと。
マンモグラフィの画像は別の先生が判断しているのですが
かかりつけの先生は
「言われてみれば気になるけれど、僕にはなんともないように見えるなあ」
とおっしゃっていました。
先生に武蔵野赤十字病院の乳腺科を紹介していただき、
精密検査を受けることになりました。
担当医は、乳腺科部長の松田先生でした。
武蔵野赤十字病院では、まず
マンモグラフィと触診を受けました。
その時点では、松田先生も
「特に問題はなさそうだけどなぁ」とおっしゃっていました。
その後、超音波検査を受けたところ
左胸にしこりのようなものがあることがわかり
細胞診を受けることになりました。
細胞診は、胸に鉛筆の芯のような太さの針を刺して行います。
局所麻酔をするので痛みはないはずなのですが、
でも、怖かったです。
「これでガンだとわかったらどうしよう」という不安で
さらに恐怖が加速したような気がします。
超音波検査は別の先生が担当だったのですが
細胞診は、松田先生が直接、行ってくださいました。
超音波検査と同じ機器を使いながらしこりを探す過程で
「あ、これはガンじゃないなぁ」
先生がおっしゃったときには、ホッとしました。
でも、念のため検査を受け、後日、結果を聞きに行くことになりました。
細胞診の結果でガンが判明したときは
その場で具体的な治療などの相談をすることになります。
ガンと告知された後、平常心を保てる自信がなかったので
妹に付き添ってもらって、結果を聞きに行きました。
細胞診の結果、しこりは良性の腫瘍であることがわかりました。
何度も検査等に通ったため
要精検と言われてから結果が出るまで
2カ月近くかかりました。
その間、ずっと不安な気持ちを抱えていました。
「もう、こんな思いはしたくない。
これからは毎年、乳がん検診を受けよう!」
そう決意したはずなのですが
気づけば、前回の検診から4年以上も経っていました・・・
今月に入ってから
「そういえばしばらく、乳がん検診に行ってないなあ」と思いはじめ
胸にちょっと違和感を覚えるたびに不安になり
先週末に検診を受けようと決心しました。
武蔵野赤十字病院の乳腺科の受診には、紹介状や予約が必要です。
ちょっとハードルが高いように感じたので
近くに乳腺専門のお医者様がいないかと
インターネットで検索してみました。
徒歩圏内のところに、乳腺専門クリニックがありました。
吉祥寺ブレストクリニックという病院です。
http://breast-clinic.jp/
どなたかのお役に立つかもしれないと思い、リンクを貼ってみました。
ホームページで院長の太田先生のプロフィールを拝見したところ
お母様が乳がんを患っていらっしゃること
乳腺のかかりつけ医が少ない現状を気にしていらっしゃることなどがわかり
「信頼できそうな先生だな」と思いました。
昨日の月曜日に電話をして
今日の12時に予約を入れました。
普段、のろまなわたしにしては、かなり迅速な行動です。
病院では、はじめにマンモグラフィを受け、
その後、マンモの画像を見ながら太田先生より説明をしていただきました。
実際のがん患者さんのマンモ画像と比較しながら
説明をしていただけたので
とてもわかりやすかったです。
説明後、すぐに超音波検査を受けました。
検査の結果、左胸に良性の腫瘍が2か所あるものの
特に異常はないとの診断でした。
太田先生に4年前の診断のことをお話したところ、
松田先生のことはよくご存知だとおっしゃっていました。
私が住む近辺には乳腺の専門医が少なく
松田先生と太田先生を含めても4人ほどしかいないのだそうです。
そして、こちらのクリニックでは、
毎日のように乳がんが見つかる方がおり
私の診察の前にも、
乳がんと判明した方がいらっしゃったそうです。
その中には、
自治体の乳がん検診で異常なしと言われた方や
他の病院で良性の腫瘍と診断された方もいらっしゃるといいます。
検診や診察を受けるのはもちろん
その分野の専門の先生に診断をつけていただくことは
とても大切なのだと実感しました。
わたしが生まれ育った土地は
病院やお医者様の選択肢がほとんどありません。
いろいろな病院や先生を選ぶことができて
東京は本当に便利な場所だと思います。
特に胸にしこりがあったわけでもなく
不安に駆られるままに受診したもので、
ちょっと気おくれしていたのですが
「乳がん検診は保険がききますし、
気になった時にはすぐに診てもらった方がいいんですよ」
とおっしゃっていただけて、安心しました。
今日は、受付からお会計まで1時間もかかりませんでした。
短時間で不安を解消することができたのも
とてもありがたいです。
信頼できる、良い先生に診てもらうことができて良かったです。
念のため、左胸の良性腫瘍を経過観察することになり
半年後に超音波検査を受けることになりました。
「これからは、ちゃんと毎年、乳がん検診を受けるぞ!」
という決意表明として、ブログに書いてみました。

