レシピ監修のお仕事 | フリーライター 熊谷あづさの雑記帳

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フリーライター熊谷あづさの日々の雑記や仕事風景、
観たもの・聴いたもの・読んだものなどを綴っています。
ねこの記事もちょくちょく登場する予定です。

現在、発売中の『GOGOバンチ vol.10』(新潮社)に掲載されている
清水ユウ先生のマンガ『鹿楓堂よついろ日和』に、
わたしが監修させていただいたお料理が登場しています。


なにかの拍子に
「フードコーディネーターの資格をとったんですよ~」と
話したことを編集さんが覚えていてくださり、
『鹿楓堂よついろ日和』のレシピ監修の

お仕事をいただくようになりました。


食欲の延長線上にある勢いにまかせて取得した
フードコーディネーターの資格ですが、
ようやく生かせる場ができてよかったです(笑)。


『鹿楓堂よついろ日和』は、
新潮社さんのサイトでは次のように説明されています。

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ここは和風喫茶・鹿楓堂。
店主でお茶担当のスイ、ラテアート担当のぐれ、
スイーツ担当の椿、料理担当のときたか、
スペシャリストの4人が働く人気店。
彼らはお客様を「おもてなし」をしながら、
時にはお客様の“悩み"をも解決することもあるという。
さて本日のお客様は…?
喫茶店を舞台にした1話完結型ハートフルストーリー、待望の第1巻!


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主要な登場人物である鹿楓堂の4名は、とにかくイケメンです。

4人はそれなりの過去などを背負っているらしく、
ちょっと個性的なところもあるのですが、人間力が高い、というのでしょうか。


彼らのおもてなしによって、
人が癒されたり、励まされたり、背中を押されたり

する様子が描かれていて、読んでいてほっこりとした気持ちになります。
毎回、人の温かさややさしさが心にゆっくりとしみ込んできます。



彼らならではのおもてなしのひとつにお料理があります。

レシピの監修という形で、
ステキなマンガの世界に関われて、とてもうれしいです。


「お店には、どんな食材があるのかなぁ」
「こういう道具はあるかな?」
「料理担当のときたかさんなら、どんなアイデアを出すのかなあ」
などなど、作品の世界に浸りながら、
あれこれと思案したり、試作する時間がとても幸せです。


すべての工程が楽しくて、充実していて、
さらに、清水先生や編集さんにも喜んでいただけて、
「こんなに楽しんで仕事をして、お金を頂戴してもいいのだろうか」と
思ってしまうほどです。


「作品内ではレシピを紹介しきれなかったので、単行本に掲載させてください」

とおっしゃっていただけて、これまた光栄です。


ちなみに、今回、扉ページに
「レシピ監修・熊谷あづさ(ライター&フードコーディネーター)」
とクレジットを入れていただいたのですが、
「思ったよりものどに近くて、見えにくてすみません!」と
編集さんからお詫びのメールが届いていました。
きちんとクレジットまで入れていただけたこともうれしいので、
全然、問題ないです。


ホームページの「食に関するお仕事」にも記してあるのですが、
下記のサイトでわたしがレシピ監修をさせていただいた
『鹿楓堂よついろ日和』を読むことができます。


WEBマンガサイト「くらげバンチ」(新潮社)
『鹿楓堂よついろ日和』 清水ユウ作
http://www.kurage-bunch.com/gogobunch/01_3/


いろいろな方といろいろなところでお仕事をしていると、
「う、うーん・・・」と自分がいまひとつ納得できないまま、
実作業に突入せざるを得ないことが多々あります。

もちろん、どんなお仕事にも
大変なことや面倒なことはつきものなのだと思います。

それでも、自分が前向きな気持ちで一生懸命に取り組むことができて、
関わった方や読者の方にも喜んでもらえるようなお仕事の割合を、
ちょっとずつでも増やしていきたいなあと思っています。


『鹿楓堂よついろ日和』のレシピ監修のお仕事は、
そんな気持ちを思い出させてくれる存在です。