中国主審が裁いたアジア杯決勝の際どいPK判定 VARの“証拠”に海外実況納得「非常に際どい」 | ロメロの言いたい放題

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カタールが2-1とリードで迎えた後半AT。自陣から出たロングボールを味方がヘディングで繋ぎ、これにタイミング良く飛び出したアフィフがゴール前へ。一対一となった相手GKに倒された。判定はオフサイドで、相手のボールで再開となりそうだったがVARが介入。英語実況席も「これは非常に際どい。Ohhhhh…」と漏らすほど微妙なシーンだった。

主審は中国の馬寧氏。「『待て待て』とプレーを止めています」と実況席が伝えた通り、主張する選手を冷静に止めていた。

その後、オンフィールドレビューが行われることに。国際映像でも当該シーンのVAR映像が映し出され「リプレーを見た際はオフサイドかと思いましたが、どうやらそうではなさそうです」とギリギリオフサイドはなさそうであると伝えられた。

ヨルダンのサレム・アル・アジャリンの右肩、腰のラインよりアフィフの身体は内側にあり、オフサイドはなし。続いてGKとの接触の場面について「この映像(リプレー)を見たらPKを与えざるをえませんね。明らかです」とPK判定は妥当だとした。馬寧主審はPKと判定し、実況は「またもやPKです! ヨルダンの選手たちは両手を上げてフラストレーションを露わにしています」と選手たちの様子を伝えていた。

このPKも決めたアフィフは全てPKでハットトリックを達成。通算8ゴールで大会得点王にも輝いた。アジア杯の決勝で中国人レフェリーが主審を務めるのは初の快挙だった。

 

しかし、3つのPKがあったが、馬寧主審が悪いのではなく実に難しい判定でもあった。アクラム・アフィフのファールを誘うドリブル走路というか?実にズル賢い誘い方をする。1点目のファールは、左サイド背後に出たボールをドリブル突破でPエリア内に入ったところで、ヨルダンSBアブダラー・ナシブの身体の前に入り込みファールを誘う。実に上手い誘い方です。一昔前では、「シュミレーションのファール」を取られてもいいような誘い方です。2点目はPエリアに出されたスルーパスをカタールFWイスマイル・モハマドの足にヨルダンMFマフムード・アルマルディが引っ掛けてしまった。ヨルダンにすれば1-1と追い付いた矢先のPKであるのでとても勿体無い反則でした。このシーンも馬寧主審は、ファールを取らざるおえない判定であった。

3つ目(アデッショナルタイム)のPKは、オフサイドか?というシーンであったが「オンサイド」、次のシーンでヨルダンGKヤジード アブライラが、身体でアクラム・アフィフを止めに行ってしまった。これは完全なファールです。

私たち東アジアのサッカーは、ここまで明白では無いので、馬寧主審も経験がなかったのかもしれない。アジアのサッカーというよりアフリカのサッカーに近い感覚だろう。自国の試合ばかり吹いているレフリーにすれば経験が物をいう試合だけに馬寧主審には荷が重かったのかもしれない。

VTRを添付しますが難しい判定であった様に思います。