仁科幸子 作
偕成社
みんなから嫌われていていつも
一人ぼっちのなめくじ「ニュッル」
せめて かたつむりみたいに
からでもあればなんて思ったりしています。
そんなニュッルが出会ったのは、
糸を使って様々なものを織る
「クモばんば」でした。
クモばんばのお店を手伝う事になったニュッル。
どんな自分でも認めて好きになるって、
大切なことなんですね。
ばんばの明るく快活な性格、
ニュッルの優しく真面目なところがとてもいいです。
青の時間につんだツユクサの花、
朝日にまっかにかがやくスグリの実、
春風にふかれた時につんだヤマブキの花・・・
自然描写がとてもきれいです。
そして さわやかな読後感があります。
これもお話を絵にするコンクール課題図書です。
今日は虹の日です。
デザイナーの山内康弘が、
「人と人、人と自然、世代と世代が虹のように
つながる日に」と制定。
七(なな)一(い)六(ろ)で「七色」の語呂合せです。
虹を見ると幸せな気持ちになりますよね。
でも、長い間、見ていないような気がします。