高3 パワーオン レッスン11 ❶ 1万時間の法則 | 赤城❤︎.*

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アカギ

 

Power ON III

English Communication

 

Lesson11

The 10,000-Hour Rule

 

123

 

□ psychologist(s)【心理学者】
□ career(s)【経歴】
□ successful【成功した】
□ factor【要因、要素】
□ colleague(s)【同僚】
□ academy【アカデミー】
□ advanced【上級の】
□ intermediate【中級の】
□ violin【バイオリン】

 

1

ほぼ30年間、世界中の心理学者は、生まれ持った才能なんてものがあるのかな~って考え続けています。みんなのほとんどが”ある”って言うでしょう。でも、心理学者が成功者の経歴をよーく見たとき、生まれ持った才能はごくわずかな役割しか果たさず、"努力"というほかの要因がより大きな役割を果たすことがわかります。

2

1990年代の初めの頃、K・アンダース・エリクソンさんと彼の二人の同僚は、ドイツにあるトップレベルの音楽学校の一つであるベルリン音楽アカデミーでバイオリニストの研究を行いました。彼らはバイオリニストたちを上級、中級、初級の三つのグループに分けました。彼らはみな、「きみは初めてバイオリンを手にしたときから何時間練習してきたの?」と尋ねられました。

3

みんながほとんど同じ年頃、5歳くらいに練習を始めました。最初の数年間は、みんなだいたい週に2~3時間くらい練習しました。でも8歳頃になると明らかな違いが出始めました。上級グループの生徒たちは他の二つのグループ以上に練習し始めました。20歳になると、彼らは週に30時間以上も練習しており、その頃までにそれぞれが合計1万時間以上の練習量になっていました。対照的に、中級グループの生徒たちは合計8千時間、初級グループはたったの4千時間でした。

 

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