1月の末でしたが、札幌で最も腕のいいフレンチの職人、若杉シェフの「バンケット」(南4西18)で、今年も僕の通う社中の新年会を致しました。

旨い。

姉(殆どが)弟子たちも、今年も大喜びでした。
めでたしめでたし

鶴舞千年翠




サブレ


赤ピーマンのババロワ

赤ピーマンのババロワは、若杉シェフが修行なさったパリの三ツ星店「ヴィヴァロア」(既に閉店)のスペシャリテです。

若杉シェフより数年早く、この赤ピーマンのババロワを、当時のシェフ(本当はスーシェフでしたが、事実上)ベルナール・パコーさんが創作された時分に同じ厨房にいたのが、僕の人生の師、斉須政雄シェフ(東京 三田 コートドール)です。

パコーさんが独立して、パリに自分のお店「ランブロワジー」を開業する時に、乞われてスーシェフで厨房に入ったのが、斉須政雄その人です。
当時は、パコーさんの奥様 ダニエルさんがマダムとして、あと1人のギャルソンという、2人厨房2人サーヴィス体制。

このチームで、当時としては最速のミシュラン一つ星を翌年に、二つ星をその翌年に取りました。
斉須さんは、そこで12年のフランス修行を終えて帰国されました。 

ランブロワジーでは、ババロワは更にシンプルな「赤ピーマンのムース」として供され、その後1986年の三ツ星獲得以降(今尚維持)も、変わらず燦然と輝くオードブルとして、パリでも三田でも供され続けています。


エゾシカとフォアグラのパテ


平目のヴァプール ポロネギとノイリープラット(ヴェルモット)のソース
宴会料理とは思えない完成度の高さ。
旨い😋


仔羊のロースト
お肉を大きな塊で焼く旨さ。
先ずは目で味わって頂いてから…

堂々のポーション


お喜びの姉弟子達


茶道を嗜む方は、上品な方ばかりですので、一緒に居てとても心が和みます。

錚々たるセレブの奥様ばかりなのに、気取ってもいなければ、鼻にかけるような方もおられない ……いいえ、本当はね「なのに」じゃないんです。「だから」なんですよ。

×ヤマクラス辺りの、腐りかけのガキの大騒ぎ放ったらかしの似非レブ奥様達に、本物のセレブがどういう方々だか、見せてやりてえよ‼️

Motoi
とてもお稽古のし易い社中なんです✨


ルバーブとココナッツのアイスクリーム いちご
タルト


マカロンとクーグロフ
クーグロフは、思い出のアルザスの銘菓。


若杉シェフ、スタッフの皆様、お世話になり誠に有難うございました。いつもご無理を申してすみません。

来年もまた、どうか宜しくお願い申し上げます。