関税はどうやって払うか?
今日は⑤の「関税の納付」についてです。
①船積み書類の入手
②スケジュール確認
③輸入通関準備
④A/N入手、配送手配
⑤輸入申告、納税、輸入許可
⑥D/Oリリース
⑦貨物引取り
関税の納付方法
輸入申告により、税関の審査が完了したら「申告した税額が確定」ということになります。
その確定した関税の納付方法について見ていきます。
関税は、貨物の量(重量)やINV価格で大きく左右されますが、その金額は百万単位になることも珍しくありません。
昔は、関税の支払いは「関税専用の決まった口座」に限定されていたのですが、近年のネットの進化に伴い、随分と便利になりました👏👏
主な納付方法は以下から選択できます☟☟☟
- 納付書により、銀行など窓口での支払い
- マルチペイメントネットワーク
- ダイレクト方式
- 延納
あまり輸入をしない場合は、1の方法で納付することもありますが、
金額が大きいことが多いので、3もしくは4の方法での納税されるのが主流です。
2についての説明は省略します。気になる方はこちらを→→→
3.ダイレクト方式
NACCSで輸入申告したものに関わる税金を納付する方法で、
輸入者の銀行口座を事前に登録し、その口座から即時、税金が引き落とされる方法です。
これは、輸入者だけではなく、通関業者なども口座引き落としの登録が可能です。
4.延納
納税期間を一定期間延長するもので、ある程度まとまった物量を定期的に輸入しているようなところが取る方法です。
3.ダイレクト方式でも引き落とし可能ですが、都度、口座からまとまった金額が引落されるより、決まった日にまとめて引き落とされる方が便利ですよね。
イメージとしては、クレジットカードのような感じです。
使った都度、口座から引き落とされるのではなく、決まった日に利用月の金額がまとめて引き落とされるというようなものです。
個別は、輸入申告毎に「延納」の手続きをするもので、包括は特定月の税金に対してまとめて「延納」の手続きをします。
いずれの延納を行う場合も、輸入者が税関に申請を行うもので、その際には決められた担保が必要となります。
このいずれかの納付方法により、ほとんどの場合は輸入審査の完了と納税が同時に行われるため、輸入審査完了と同時に「輸入許可」となります。
税金の納付が完了して、輸入許可となった場合は「輸入許可書」の出力が可能になります。
これには税額の他、輸入申告書の内容が詳細に記載してあります。
税金を一括延納にした場合は、別途「延納通知書」というもので該当月の支払い金額を
延納通知書についても、申告番号毎に記載されています。
NACCSで輸入申告を入れると、自動的に「申告番号」が採番されます。
近年は、申告のほとんどがNACCSにて行われますが、
「マニュアル申告」と言って、申告書を手書きで提出する方法もあります。
使った都度、口座から引き落とされるのではなく、決まった日に利用月の金額がまとめて引き落とされるというようなものです。
この手続きは、個別と包括のふたつがあります。
個別は、輸入申告毎に「延納」の手続きをするもので、包括は特定月の税金に対してまとめて「延納」の手続きをします。
いずれの延納を行う場合も、輸入者が税関に申請を行うもので、その際には決められた担保が必要となります。
このいずれかの納付方法により、ほとんどの場合は輸入審査の完了と納税が同時に行われるため、輸入審査完了と同時に「輸入許可」となります。
税金の納付が完了して、輸入許可となった場合は「輸入許可書」の出力が可能になります。
これには税額の他、輸入申告書の内容が詳細に記載してあります。
税金を一括延納にした場合は、別途「延納通知書」というもので該当月の支払い金額を
項目毎(関税、消費税)に確認できます。
貨物の輸入申告の際には、B/L NOで申告しますが、
税関と確認を行う際には、全て「申告番号」でのやり取りとなります。
貨物の輸入申告の際には、B/L NOで申告しますが、
税関と確認を行う際には、全て「申告番号」でのやり取りとなります。
延納通知書についても、申告番号毎に記載されています。
NACCSで輸入申告を入れると、自動的に「申告番号」が採番されます。
近年は、申告のほとんどがNACCSにて行われますが、
「マニュアル申告」と言って、申告書を手書きで提出する方法もあります。
代表的なものに「380(さんぱまる)」と言う、米軍専用のマニュアル申告があります。
これは、NACCSでの手続きが不可のため、380様式の原本にて手続きされます。
これで、外国から到着した「外国貨物」は税金を納めて無事、「内国貨物」に
これは、NACCSでの手続きが不可のため、380様式の原本にて手続きされます。
これで、外国から到着した「外国貨物」は税金を納めて無事、「内国貨物」に
変わりました。
明日は⑥についてです。
困った時は「こびと」を思い出してください🧙♀️