カンアオイの同好会で、知人から購入した、モクセイ科 Oleaceae、モクセイ属 Osmanthus に属する、ヒイラギ ( 柊 ) の小葉性品種の園芸品種、姫ヒイラギ「香姫」の雄花です。

 

ヒメヒイラギ 「香姫」、香ヒイラギ「香姫」の別名があります。

「香り姫」は、少数派です。

 

 

ヒイラギは、

本州( 福島県以南 )、四国、九州( 屋久島以北 ) に、分布し、

林内、林縁などに自生しています。

 

沖縄県の西表島には、ヒイラギの変種、

イリオモテヒイラギ

Osmanthus  heterophyllus  var. iriomotensis

が、分布しています。

 

国外は、台湾に分布しています。 

Kewは、済州島などにも分布するとしていますが、移入種と思われます。

 

学名は、

Osmanthus  heterophyllus です。

 

シノニムは、

Olea  aquifolium

Olea  ilicifolia

Olea  rotundifolia

Osmanthus  acutus

Osmanthus  aquifolium

Osmanthus  bibracteatus

Osmanthus  ilicifolius

Osmanthus  integrifolius

Osmanthus  myrtifolius

Osmanthus  purpureus

Osmanthus  rotundifolius

が、あり、

この他に、

変種 var. のシノニムが33種、種 f. のシノニムが12種、分類区分ランクなし unr. のシノニムが4種あります。

 

園芸品種の学名、

Osmanthus  heterophyllus  ‘kaorihime’ 

は、受け入れられてないようです。

 

ヒイラギは、節分の日に、玄関の柊飾りとして使用しますが、

Kulifも、毎年、イワシの頭を付けて飾ります。

 

台湾名は、異葉木犀です。

 

それから、別名のヒメヒイラギは、

奄美地方に分布する、モチノキ科の

アマミヒイラギモチ ( アマミヒイラギ ) 

Ilex dimorphophylla にも 使用され、間違えますので、使用しない方が良いと思います。

 

 

 

 

2019年10月12日に購入した株です。

雌雄異株で、雄株です。

綺麗に咲きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulifの家にて

 

 

拡大しました。

 

 

雄花の拡大です。

両性花でなく、雄花のため、雌蕊が小さく結実できません。

 

 

横側です。

 

 

葉の拡大です。