千葉県の中新世の鯨偶蹄目 Cetartiodactyla 、クジラ亜目 Cetacea
ハクジラ下目 Odontoceti に属するイルカ類の骨で、マイルカ上科 Delphinoidea の耳骨、
鼓室胞 ( 鼓胞 ) の化石です。
マイルカ科 Delphinidae か、ネズミイルカ科 Phocoenidae のどちらかに属すると
思われます。
有名な千葉県の採石場の産です。
少ない種類です。
尚、
鼓室胞は、有名な耳周骨 ( 布袋石 ) の外側に位置します。
耳周骨は、下記を参照ください。
学名 Delphinoidea gen. et sp. indet.
時代 後期中新世 後期 千畑層 ( 千畑礫岩層 )
産地 千葉県 鋸南町
採集日 2000年 4月
採集者 筆者 kulif
手のひらを半握りしたような、形状をしています。
手のひらの爪先にあたる所は欠けていますが、一部がずれて付いています。
反対側です。
下側です。
上側です。
横側です。
手のひらで包むようになっています。