このたび、日本に帰任することとなりました。

駐在の方々は勿論、バイエルン州の方々、現地に色々な理由で住んでいる日本人の方々に、本当に親切にしていただき、楽しい駐在生活でした。

本当に、ありがとうございました。

さて、この日は、結構通ったイタリアンにお別れのご挨拶を兼ねて食事に行ってきました。

$くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

そもそも、このお店は、トリュフのパスタを頼んだ際に、
「黒トリュフが切れてるんで、白トリュフでいい?同じ値段でいいから。」
と言って、白トリュフのタグリアテッレを出してもらったのが、出会いでした。

この日は、その、トリュフのパスタもですが、前菜とブルスケッタを注文しました。

前菜も、そこそこカラフルで、これがまた、量もありました。

トマトやオリーブ、干しトマトは勿論、意外とエビなんかも美味しかったですね。

$くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

最近、マイブームのブルスケッタを注文しました。
たぶん、このお店では初めて。

普通のフランスパンみたいなのと、黒糖っぽいフランスパンの二種類のパンをベースに、(あ。パンは焼いてなかったなー。)
定番の刻みトマトに紛れた、みじん切りのレッド・オニオンが、いい仕事してました。

ブルスケッタは、お店毎に、分かりやすいアレンジが色々あって、面白い。


$くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

白トリュフのパスタです。
もう、食べることができないと思いながら、風味と食感を楽しみました。

実は昨日、自宅から荷物を出して、歩いて5分のホテルに宿泊中です。
4年弱、気に入った賃貸住宅を失うことに、ちょっとしたホームシックにかかりました。

その後、灰皿とタバコを置き忘れていたことに気づき、自宅に戻り、のんびりとタバコを吸いながら、私なりのお別れをしました。

あちこち旅行してて、それぞれ、「もう、来ることが無いよな」と思って、観光してたので、特に後悔してないのは、そもそも、これで最後と思う心構えがあったから、よかったのかなぁ?なんて思いました。

何を言ってるか、わかっていただけないかもしれませんが、
まだ、会えると思って会えなくなる
のと、
もう、会えないと思って会えなくなる
のは違うのかなぁ?と。


昨日は、ビアフェストで呑んでる最中に、なんか寂しい気持ちになってました。
神のお導き(大げさ)か、灰皿を忘れていたことに気づき、自宅にもう一度戻りました。
これで、最後と思い、いつもの喫煙場所でタバコを吸ったことでスッキリしました。
やはり、それなりに、お別れの儀式みたいなことは、大切なのかなぁ?と思いました。



さて、今回も、結構通って食べた、白トリュフのタグリアテッレを、
「これで最後」
と思いながら食べたことで、結構満足できました。

おなじみの店員さんたちにも、この日で最後という挨拶もできました。



$くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

このお店は、お勘定を頼んで、請求書を持ってきた時に、
「グラッパ呑む?」
と訊かれるシステム。

グラッパは、オマケで、そのグラッパを持ってくるまでに、客は、お金を用意しておきます。

この日のグラッパは、なんか、ばかでかい入れ物に入ってきました。
こんなのは、イタリアでも見たことがありません。
(トルコで、ちょっと違う形状の大きなデキャンタはありましたが。)


$くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

なんか、大きなデキャンタから、グラッパを注いでくれました。
たぶん、呑み放題(……って言っても、残り少なかった。)ですが、私たちは一杯をクイっと呑んで帰ってきました。