最近、「30代・40代」の引き籠りやら、結婚も自立もしていない。所謂「パラサイトシングル」問題が
ピックアップされてます。
だけど、間もなく40代に掛かろうという40直前の人は、20代半ばのころも、蔑まれていました。まったく同じ問題を、まったく同じ表現で。
もちろん、当事者の中でも、自分たちの問題として考えなかった人もいるでしょうし、他人事と考える人もいたでしょう。
それについて、行政も本気になって対策を考えたか?というと、そんな風には見えませんでした。
いま、この時になって、出会いの場「だけ」が問題だと思っている行政には、怒りを超えて呆れ果てました。
というのは、もっと根本には、国民の貧困問題があるのです。
衣・食・住 整って、初めて次へ進めるんです。整えるには、いま、日本では絶対的にお金が必要です。
しかし、そのお金を稼ぐにも、非正規で安く使おうという財界ですから、当然、生活には足りないのです。
自分の生活もままならない、一人がやっと...そんな状態で出会いを求める余裕なんてないんです。
本当に、解決すべきと思っているのならば、所得を上げるような施策をすべきです。
出会いを求めるのは、そのあとです。
少子化とか高齢化にもかかわる問題だと思いますよ。