23-12-24

今年も残るところあと一週間となり、新しい年「辰年」を迎えます。「辰(竜)」は十二支の中でも唯一架空の生き物であり、雷や嵐を呼んで自然を支配する巨大な力を持つとされています。

その為、辰年は「変革」や「激動」の年になるとされていて、実際に「ロッキード事件」(1976年)や「リクルート事件」(1988年)が起きています。さて、来年はどうでしょうか?

 

今、国会は自民党安倍派の政治資金パーティ収入を巡る裏金疑惑で大混乱を起こしています。岸田首相は広島県の人ですから頑張って欲しいところですが、年明けには歴史に残る大事件に発展している可能性を秘めています。

岸田首相は来年9月で自民党総裁として任期満了となります。おそらくそれまでに衆議院は解散になり総選挙が行われるでしょう。これについても要注目です。

来年7月には20年振りに「新紙幣」が発行されます。描かれる人物は渋沢栄一(一万円札)津田梅子(五千円札)北里柴三郎(千円札)だそうで、ちょっと楽しみです。

同じ7月にはパリで「夏季オリンピック」が開催されます。パリでの開催は丁度100年ぶりで3回目だそうです。ロシアやベラルーシを排除した政治色の濃い大会になるようです。テレビ中継は真夜中になるでしょうから、眠いのを我慢して日本チームを応援しましょう。

私達の住む呉市においては、日本製鋼所(日新製鋼)の施設解体が進められています。完全に終わるのは10年後とか。跡地利用はどうなるのでしょうか。

鉄鋼業に限らず重工業は軒並み厳しいと言われていますが、JMUの造船はどうでしょうか。今のところ巨大コンテナ船の建造が進んでいて多忙なようですが、その先はどうなんでしょうか。

 

三菱重工業(元「バブコック日立」)は何とか工場は残りましたが、事業規模は大幅に縮小されているようです。ある日突然”撤退”ということにはならないでしょうね。

半導体の「ディスコ」が郷原の「総合スポーツセンター」(上)の場所に新工場を建設することが決まったようです。これで2000人の雇用が期待されるとのことで、唯一明るいニュースですが、半導体事業は競争が激しく不安定なところがあるので要注意かと思います。

 

「総合スポーツセンター」は私も年に4~5回は利用してきました。新工場建設の為潰されるのは止むを得ないですが、早急に代替施設を作ってもらわないと困ります。

「そごう呉店」が閉まってから10年間放置されてきましたが、今年ようやく建屋の解体作業が始まりました。これから五洋建設が中心となって上画像のような23階建ての複合ビルができ、商業施設やオフィス、高齢者福祉施設、120戸の分譲マンションなどが2026年開業目指して進められるそうです。生まれ変わった呉駅前の様子を早く

見たいものです。

「大和ミュージアム」はリニューアルするため、来年度10月から2025年度末まで休館となるとのこと。その間は近くの「ビューポートくれ」で資料の一部を展示するそうですが、呉を訪れる観光客が減少することは明らかで、それをどの程度で食い止められるでしょうか。

「旧下士卒集会所」の建物については、動きがないようですが、どうなるのでしょうか。「大和ミュージアム」と連携した観光施設ができると良いかと思います。

「グリーンピア瀬戸内」は、今年6月「シャトレーゼHD」に売却されました。今後お菓子の工場・売店やリゾート施設に生まれ変わるそうですが、まだ具体的な発表はないようです。新たな賑わいの溢れる観光施設になるとよいですね。

 

呉市は転出超過都市で全国ワースト2位だそうです。現在の人口は20万6千人で、1年前に比べて約3千800人減っています。これまでは毎年3千人の減でしたが、今年は日新の撤退があった関係か4千人の減となりそうです。4千人というと上下蒲刈町と豊町の人口を合せた数に匹敵します。呉市はこの事実をどうするのでしょうか。

今年惜しくも2位に終わった我が「広島カープ」は来年どんなゲームで楽しませてくれるでしょうか。FAで去った西川竜馬の穴は誰が埋めてくれるか。ドラ1常廣投手は新人王を取れるか。二人の新外国人打者はホームランを打ちまくってくれるか。2軍から誰が抜け出してくるか、など注目しながら日々楽しませてもらいましょう。

アメリアカでは10年1015億円でドジャースに移籍した大谷翔平が話題ですが、来年どんな活躍を見せてくれるでしょうか。来年は打者だけの一刀流でいくようですが、ホームラン王と共にチームが優勝して歓喜の胴上げ姿を見てみたいものです。

 

来年が皆様にとって希望ある明るい年になることを願っております。

 

 次回は12月27日「椿ブログの終了報告」です。