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平成19年10月8日 西表島家族旅行

家族連れが西表島を観光する場合、ほとんどは「仲間川クルーズ」に行くだろう。
(由布島の水牛車観光もあるが、これについては、別に述べます)

西表島は雨が多いせいか、たくさんの川がある。仲間川もその一つ。
全長17.5km。西岸にマングローブの林が広がる。

その川を遊覧船に乗って中流まで遡るのが「仲間川クルーズ」である。
所要時間1時間10分ほど。料金1500円。

遊覧船の発着場は大原港のすぐ近く。30人近いお客を乗せた船は、
エンジン音をなびかせながら、川を遡る(写真上)。

鏡のような川面に船の航跡が長く尾を引いていく。

川は結構濁っていた。前日台風が通過したので、そのせいか?
いつもこうなのか?聞きそびれた。

川はそんなに深くないようで、干潮になると、船の底がつかえるといって、
ガイドのおじさんが、かなり急いだ様子で船のスピードをあげていた。

私は、この時初めて知ったのだが、
マングローブという名の木は無いそうだ。

海水と淡水が混ざる水域に生育する植物を総称して
「マングローブ」という(写真中)
山の高いところに育つのを「高山植物」というのと同じだ。

川の中州では大阪から来たという高校生達がカヌー体験をしていた。
西表の川にカヌーはよく似合う。

仲間川には20センチもある巨大な「シジミ」がいるそうで、
ガイドさんが手にとって見せてくれた。
確かに大きい。ただし食用にはならないとのこと。

中流まで行くと簡単な船着場があり、そこから徒歩で、
樹齢400年、日本最大の「サキシマスオウノキ」を見学する(写真下)

「板根」(ばんこん)といって屏風のような根がそそり立っている。
根の表面積が畳77枚分もあるとのこと。見ごたえは十分だ。

板根を堪能したところで、再び船に戻り同じコースを帰路につく。
10月であったが川面を吹き抜ける風が心地よい。

気分よく船を下りた。