韓国ドラマのリアリズムは生き続けるか | 気になる映画とドラマノート

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厳選名作映画とドラマを中心に、映画、テレビ番組について、思いついたこと、美麗な場面、ちょっと気になる場面に注目していきたいと思います。

日本の「おしん」は1988年作品である。

2012年以降、日本のドラマはもう一度あのような川の冷たい水で洗濯をすりような場面をドラマに取り上げる日はくるのだろうか。
 

「名家の娘ソヒ」は、2004年11月に韓国で放送された。

 「王と私」は2007年。「大長今」チャングムの誓いは、2003年3月。

 「朱蒙」は2006年。意外なことに、2003年には、もう「大長今」のように、エンターティメント性の強い手法がはじまっており、同時に原題「土地」名家の娘ソヒのように、差別、貧困、両班の横暴、偽善をリアリスティツクに描く作品はあったことになる。

 韓国ドラマは、今後も「土地」のような李朝末期から朝鮮併合までの朝鮮社会の因習と庶民の苦悩を直視する苦い思い出のドラマを作ることはあるのだろうか、それとも、もはや2012年以降は洗練されたラブロマンス隆盛になっていくのだろうか。