今日の夕方、私は小5と小2女児の授業に入りました。
小2の女の子の近くで速読聴システムの調整を行っていると、「8月になったらね~、鶴岡のおばあちゃんちに行くんだ~」と女児。
(おお!こちらに話しかけてくれるなんて!)
見た目的に怖がられているんだろうな……と内心思っていたので、驚きとうれしさが入り混じり、「それは良かったね~
楽しみだね~
」と返すと、女児は「でもね~家が全部木でできているの」
(ふふ……「でも」ってナニ(笑))
「ほ~ほ~。昔の家はそうだよね
」
「だからね~地震が来たら壊れちゃうの」
「ハハハ
そこかい!」
「2階で寝るからちょっと不安だなぁ![]()
」
(か、か、かわいい~~!!)
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速読が終わって机へ。
小5女児が算数の文章題を前にして手が止まっていました。
「ペンキ2.8Lを使って、へいを17.5m2ぬることができました。
このペンキ1Lでは、へいを何m2ぬることができますか。」
ハイ、キタ~!小学生が頭を悩ます問題トップ5に入るやつ。かけたらいいのか割ったらいいのか、どうしたらいいものか悩んでいるんですね。
お家でまだ小学生の我が子に算数を教えているお父さん、お母さん、これはどうやって教えますか?
「これはかけるんだよ」「割るんだよ」と直接教えてはいけませんよ。そんなことをしたら考える力がつきませんから。ではどうすれば?
これはですね~、とっておきの良い教え方があるんですよ
それでは続きを。
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「どうやったらいいか分からない?」
「うん」
「それはね、小数だから分からなくなっているんだよ。試しに数字を変えてみようか」
私は問題文の数字の上に、赤ペンで整数を書き入れました。
2Lで6mぬれるとしよう。じゃあ1Lだと?
生徒は即答しました。「え?3…」
何でこんな簡単なの聞くの?という表情です。
ここですかさず聞き返します。
「その3はどうやって求めたの?」
「6わる2を…」
「でしょ?だったら17.5と2.8でも同じことすればいいんだね」
この子は小数の割り算自体はできます。でも式の立て方が分からない。小数が思考を邪魔しています。だからこのように簡単な数字に設定し直すことで自力で立式ができるし、達成感も味わえます。
お家で我が子が算数で困っていたら、ぜひ試してみてください。


