いつも淡々と生きたい

 

 若い頃から悩みが多くて、劣等感にいつも苦しめられて、バカなことをして人に迷惑をかけて、さらにそれらをごまかそうとしてきました。辛いことでした。

 

 そんなわけで、若い頃の自分は気持ちも体もスッキリしない状態でした。

 ところがそれは皆「欲張り」から出て来るのだ!と知ったら「欲望って何だろう?」と思うのでした。

 

 「欲望」は生きて行くのには大切なものなのですが、そのためについつい「自己中心」の行き過ぎの「欲」がゆがんで出て来てしまうのでした。

 

 「人に認められたい欲」なんてのは、どうやらうっかりすると確認しにくいもののようで、複雑に変形して発揮されて行きます。成績評価や収入の比較、地位や名声なども気にします。

 

 「世間」というのはどうやらそういう「欲」の満たされることが「成功」のように思われるのです。それは底なしで終点無しでものすごい闇なのです。

 

 実はそういう「世俗欲」の他に「自己完成欲」というのもあってそれはどうやら少しコースが違うようだと知りました。

 

 そこで「淡々と生きる」ということは「世俗欲にはできるだけ振り回されず、ありのままの自分を生きる」ことなのです。

 

 縮めて言えば「欲張りすぎず淡々と生きれば楽」なのです。

 

 与えられた「ありのままの自分」を生きて行けばいいのですね。