動きの見方を知らなければビデオ撮影しても意味がない | 窪田テニス教室

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皆さんの技術向上のキッカケぐらいになればと思います。
内容は指導者向けかもしれません。
はじめての方はテーマ欄の「注意事項」をすべて読んでください。


自分がどう動いているのかを知るには、ビデオ撮影するしかない。

ビデオ撮影された自分の姿を見ても、動きは見えない。



動きに関する知識がなければ、自分が動いている姿を見ても、動きは見えません。「何が悪いかからない」「なんか変」というレベルの見方しかできないということ。

動きを見るとは何か?

まずは、動きの違いを探すことが大事です。

どうやって動きの違いを探すのか?

動きを複数に切り分ける。

例えば、ストロークなら「バックスイングする前の体勢」「バックスイングまでの動き」「バックスイング完了の体勢」「バックスイングからの振り出し」「打球直前の体勢」「打球時の体勢」「打球直後の体勢」「スイングの勢いがなくなるときの体勢(振り終わり)」「元の体勢に戻るための動き(バックスイングする前の体勢)」というようにザックリ分けます。

動きを切り分けることで、各タイミングでの動きを、他人の動きと比較できるようにする。

簡単に書きましたが、実はこれだけでは動きの比較はできません。

なぜか?

例えば、「バックスイング」といっても、「どこのどの部分までがバックスイングなのかわからない」ということがあるからです。

みんなは「はっ、そんな簡単なことはわかる。バカにするな!」と思うでしょう。

ここが甘いのです。

では、自分が2度引きしていたらどうなりますか?

他人の動きも2度引きしていたらどうなりますか?

有名なテニスコーチが2度引きを教えていることがあります。

元プロテニス選手が2度引きを教えていることもあります。

厄介なのは、2度引きには複数の種類があることです。

こうなった場合、「バックスイングの体勢」を見分けることが難しくなります。それと同時に「振り出しの動き」も見分けることが難しくなります。「振り出すと思ったら、またラケットを引いた」「振り出したのにまたラケットを引いた」ってなるからね。

「バックスイング」の知識が必要になります。良い悪い含めて。

この記事で何が言いたいのか?

私が言いたいのは、

ビデオ撮影しながら自主練するのはとても良いでが、その正しいやり方を教えてもらう必要がある。

ということです。

そのために私はレッスンをしています。生徒が自主練で上手くなるように、動きの見方を教えています。

レッスンを受けに来た人が、今後は「自主練だけで上手くなるように」という思いでレッスンをします。

一般テニススクールに通う場合でも、「そのレッスンの場で上手くなろう」と思うのではなく、「自主練の仕方を教わろう」という思いでレッスンを受ければ良いです。

「どこがどう間違っているのか、どこをどうすれば良いのか」と担当コーチに質問してください。

その動きを一つだけ自主練で練習する。そして、自主練の仕方を間違っていないかを担当コーチに確認してもらうというレッスンの受け方が良いです。

「レッスンでは上手くなれないので、自主練の仕方を教えてください」と本音を言うのではなく、「もっと上手くなりたいので、自主練の仕方を教えてください。ビデオ撮影で動きをチェックしながらやりたいのですが、どこをどうすればいいですか?」と言えば良いです。

レッスンでは自主練の仕方を具体的に教えてもらうように。

ここでの「具体的」は、効率の良い動きと効率の悪い動きを比較できるようにというのを参考にしてください。

これができないコーチはダメです。生徒が上手くなるチャンスがない。他のコーチを探してください。

レッスンを受けていない人は、このブログをはじめから順に読んでください。

動きの違いがわかるようになります。身体を動かしながら、ゆっくり読むと良いです。

わからない場合、ブログ内検索か、質問コメントをしてください。