回復を祈ります | 窪田テニス教室

窪田テニス教室

皆さんの技術向上のキッカケぐらいになればと思います。
内容は指導者向けかもしれません。
はじめての方はテーマ欄の「注意事項」をすべて読んでください。


先日、部活の練習で熱中症になり意識不明になった学生がいるというニュースを見ました。

顧問の教員が、走るのが遅かった生徒にペナルティーとして、学校の周り(一周約450m)を43周走るように指示したとのこと。生徒は2日に分けて43周を走りました。2日目、倒れたときの気温は30度以上だったそうです。


「走るのが遅かった。では、たくさん走れ。」ってことですよね。

走るのが遅かった生徒に、たくさん走らせて、何の解決になるのか?

走るのが遅い人が、長時間走っても、走るのは遅いまま。

テニスだって、下手な動きを何回練習しても下手なままです。

「走るのが遅かった場合にペナルティーを与える」ということは、「走るのが速くなって欲しい」という思いがあるということですよね?普通なら。

それならば、そのペナルティーは、動きが改善するものでなくてはならない。「無闇に走るのではなく、身体の変化を変える」というのが私の当たり前。

それから、「生徒のミスは、指導者に責任がある」ということを忘れないように。43周走るのは顧問の教員のほうになる。

この顧問の教員は、この辺が理解できてない。

もしくは、ただの意地悪。根性が腐っている。


一番言いたいのは、親の気持ちを考えなさいということです。

これが欠けるとダメです。