各動きの関係を知る | 窪田テニス教室

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皆さんの技術向上のキッカケぐらいになればと思います。
内容は指導者向けかもしれません。
はじめての方はテーマ欄の「注意事項」をすべて読んでください。


動きを見るとは、「動きを切り分けて=動きに言葉を当てはめて」いくことです。

「各関節が、どの方向に、どれだけ動いたのか」を言葉にでできるように、丁寧に観察してください。書くことが基本。

例えば、「肘が曲がった」なら、どの状態から、どの状態まで曲がったのかだけでなく、肘が曲がったことで肘から先がどの方向に向いたのか(肩のポジションを確認する)を言葉にします。

そして、次に大事なのは、その空間です。肘はその空間のどこにあるのか。

例えば、腕を伸ばして垂らした状態から、肘を曲げたのか(肘の空間移動がない)、腕を伸ばして高く上げた状態から腕を落としなが肘を曲げたのか(肘の空間移動がある)など、どの空間からどの空間に移動しながら肘を曲げたのかを観察して言葉にします。

重さの向きなどを考えながら、観察してください。その動きは、重さに従っているのか、それとも重さに逆らっているのかということを念頭に置くと見える範囲は広く深くなります。


次にやることは、各関節が動くタイミングを、動き全体で見ることです。

腕が曲がるタイミングで、足が曲がっているのか、身体が傾いているのかなどを関係として見る

ここまでできるようになると、「一つの関節は、その一つの関節で動くのではない」ということに気づきます。身体全体の重みの変化が見えてくる。身体の変化は全体で一つ。


この記事のポイントは、まず、各関節の動きを分析する。次に、それらを関係として見るという手順です。

ある動きとある動きの関係を知るには、まず、それぞれの動きが何なのかを知る必要がある。