少し復調の兆しあれど油断できるほど蓄えはない | 愚奏譜

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ワタシ、かなでの備忘録みたいなもの。
割と内向き・オタクなハナシが多くなりそうです。

ちょっと前にEテレで、不思議な女の子を紹介したミニ番組(ドラマ?アニメ?)がやってました。
女の子の名前は「エイダ・ラブレス」。
「世界初のプログラマー」とされてる方です。
彼女の父親は「バイロン」と言いまして、世界史の教科書に載るぐらいの人。番組では「遊び人の父親」と言われてましたが、まぁそういう人です。
ワタシは「エイダ」を、ドラマ『女王ヴィクトリア』で初めて知りましたが、最近では結構有名なのかしら?
親父さんのバイロン卿は美男子で、エイダも美女だったらしいけど、番組では地味子なキャラデザにされてたな。数学とか理系学問に耽溺する少女だからって安易すぎる。

さて歴史な話題では大事件がありました。
週刊少年ジャンプで、北条時行が主人公の作品が連載開始!!
『逃げ上手の若君』
直近でワタシが認識してる『太平記』モノ漫画(学習漫画は除く)だと、『山賊王』『私本太平記』『ナギ戦記』『バンデット』ぐらいか。各々「半端」な終わり方。『山賊王』だって鎌倉陥落で終わりだし。
映像化で見ても、昔の大河『太平記』ぐらいしか思い付かない。
小説とかだって、北方謙三がまとまった量の作品を出してて、最近だと安部龍太郎が三部作を書いてたりするけど、メジャーな題材ではない。
それなのに、それなのに、メジャーもメジャーなジャンプに、マイナーな『太平記』モノ。しかも、その中でも更にマイナーな北条時行が主人公。
この作品の成果次第では、今まで「もうあり得ない」と諦めていた『太平記』時代の映像化に希望が持てる。

ちょっと立ち読みしてみました。ジャンプ見るのも何十年ぶりか……
鎌倉陥落が物語のスタート。ラスボス設定は足利尊氏。
そりゃあね、年表的に字面を追っていくと、鎌倉を落とした親玉は後醍醐天皇(実行は新田義貞・足利千寿王。黒幕に足利高氏)だけど、時行はのちに後醍醐方で足利と敵対したりするから、ツカミとしては分かる。
で、第一話では後醍醐天皇が出てきてない。尊氏と差別化のために「美しく」しちゃうのかな?大河『太平記』みたく。同じ作者の大河『麒麟がくる』も同じ手法を使ってるけど。
西園寺さんちとの関わりはやらないで欲しいな。弟さんとかも。中先代の乱までは諏訪で「男の子」してて欲しいけど、まぁ無理か。
異能少年少女も出るみたいだから、ジャンプらしく異能バトルするんだろうけど、それを天下舞台でやるのか、それとも裏面史か。
色々と考えてしまう。それぐらいの大事件。
あとは軌道に乗るまで、ちょっと呉座さんとか本郷さんに黙っていて貰えれば。