『麒麟がくるまでお待ちください』戦国大河ドラマ名場面スペシャル『独眼竜政宗』を見る | 愚奏譜

愚奏譜

ワタシ、かなでの備忘録みたいなもの。
割と内向き・オタクなハナシが多くなりそうです。

コロナ禍による、『麒麟がくる』本放送代替特番の第一弾です。

『独眼竜政宗』(1987年)の名場面を見ながら、リモートでトーク。高橋英樹さん、伊達みきお(サンドウィッチマンであり、仙台伊達家の枝の枝ぐらいの家系。当代伊達家当主泰宗氏と懇意)さん、松村邦洋さん、川島明(麒麟)さん。

『独眼竜』はチョッと見た記憶もあるから、アバンタイトルの画面も懐かしい。
あの頃は、主役が成人するまで二三人でリレーしたんだよな。
梵天丸は、今も大河常連の藤間一門なのね。考証とかで出てたりするのかしら。
「梵天丸もかくありたり」
愛姫第一形態が後藤久美子さん。北畠顕家のイメージしかなかった。

渡辺謙が出るときは、子役の上げたハードルで世間評価が大変だったみたい。本人談。
愛姫最終形態は桜田淳子さん。『浮浪雲(ビートたけし版)』でのハッチャけたイメージが強いです。

政宗悲劇① 父が目の前で殺される
創作で書いたら怒られるぐらいドラマチックな史実エピソード。
政宗、眼帯してる方から期せずして涙が流れて好評価。

政宗悲劇② 母に毒を盛られる
唆したのは兄最上義光。実行犯は鷲尾真知子さん。鷲尾さんは後年の『大奥』でブレイクか。
食事に同席していても「演技」が下手な母。泣いちゃうし。
今ではコックキャラが有名だけど、ちょっと食べて毒に気付く政宗も大概だな。

大河史上屈指の名場面
政宗の小田原参陣、秀吉への謁見。
津川雅彦の徳川家康なんかも「おいしい」か。
渡辺謙は勝新太郎とも初対面の状態での撮影だったそうな。
やはり相変わらずのプレッシャー。
立ち小便のシーンでマックスか。怖い。

支倉常長の演者が、今や宮城の帝王である、さとう宗幸さん。
昔だから、他にも色々若かりし大物とか故人も出演。
鬼庭左月のいかりや長介は、殆ど初めてのどシリアスな役だったそうな。老骨ゆえに、いや「ながら」も決死の殿軍。死の間際に息子に「ワシみたいに若死にするなよ」でニヤリ、は劇中最高齢キャラだったかもしれないだけにカッコいい。

最終回の視聴率は47.8%で作品最高だったそうな。
晩年の政宗。癌と闘病。愛姫とも穏やかな日々。自分の像には両目を入れるように指示。愛姫を両目で見たいから。
今際の際に現れたのは母。そして若かりし頃の梵天丸・政宗たち。
老政宗も母に、父に呼ばれて最期。
最後の最期に、親子の関係をキレイにファンタジーでも解消できたのが良かったみたい。


確かに昔の大河は「重厚」だったかもしれないけど、今やったら、なんだか色々ツッコミがありそうだな、とも思う。