『麒麟がくる』第18回「越前へ」を見る | 愚奏譜

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ワタシ、かなでの備忘録みたいなもの。
割と内向き・オタクなハナシが多くなりそうです。

弘治二年 1556年
斎藤道三最期と明智城落城。
落ち延びようとする明智光秀達の前に、駒と菊丸が。尾張へは行けないから北へ。
明智光安は息明智左馬助を残して、城を枕に討死。
明智家は動く。


やはり主役正妻煕子の席順が菊丸駒の下なのが気持ち悪い。
あら柴田勝家。ここか。
朝倉義景 ユースケ・サンタマリア!!なんか宣教師みたいだ。
トメは……いない?!いやいや、今川義元とか伊呂波太夫でもいいのよ。


追手を避けての山道を行く明智家。避けながら行くけど見つかる?いや伊呂波太夫が帰蝶の命で助けに来た。太夫がMISIAみたいだな。
いきなりそんなこと言われても光秀は「?!」だけど、駒の口添えで一先ず信じる。
太夫の誘導で越前方面へ。

仮宿
太夫と目を合わせないようにする菊丸。
食べ物を探しに行く太夫に、しっかり左馬助に「手伝い(見張り?)」させる光秀。
目指すは越前朝倉家。
光秀、改めて駒に太夫の事を聞く。旅芸人?道三陣にいたのに?
煕子の傷の手当てにドタバタする一同。そのドタバタに紛れて暇乞いして去る菊丸。最後まで駒の心配していた菊丸だけど、う~ん。

手当てしてもらった煕子は、駒の献身ぶりが不思議。
駒は明智家との縁を語る。そもそもの始まり「命の恩人」の事も。「麒麟」の事も。
その話に反応する牧。
牧はその話の詳細を知ってる?何故なら、その「命の恩人」は牧の夫明智光綱だから。
改めて「感動の対面」を果たす二人。駒と明智家の縁は運命的に深かった。
そして「麒麟がくる」のを信じることを確認しあう。
それを聞いてしまった光秀は席を外し、光安から託された、水色桔梗の旗を広げて見つめる。刀を振るって光安の言葉を反芻したりする。

越前 一乗谷に着いた明智家一行
栄えている一乗谷。京を見ている光秀は「ようやく着いた」の顔だけど、他は「なにこれ?なにこれ?」な顔。

義景に会う光秀。太夫も同席。
太夫と義景は親しそう。義景室が近衛の出で、どうやら太夫も近衛の出みたい。戦国摂家のメインプレイヤーだしね、近衛は。
で、ようやく光秀に話を振る義景。
太夫は光秀の件を義景に頼むけど、既に細川藤孝も義景に要請していた。藤孝は他にも色々出してたみたいだけど。
義景は事勿れ主義で消極的だけど、光秀が尾張織田信長室帰蝶のイトコであり、美濃牽制に役に立つと太夫は売り込む。
義景は光秀に真偽を確かめるけど、光秀は正直に否定。踏まえて義景は滞在を許可する。
義景は銭とかも恵もうとするけど、光秀は拒否。そこで義景の表情が一瞬険しくなる。

光秀の遠慮を呆れる太夫。
そんな光秀への太夫の評価は如何に?
菊丸にしろ、太夫にしろ、諜報系オリキャラの光秀への感情は、本能寺への伏線の可能性があるから油断できない。

光秀が居たとこを、やたらとしつこく掃除させる義景。
さてもさても。

明智家に与えられたのは、とんでもないあばら屋。屋根にも穴が空いてる。
掃除したり直したりしなきゃ、だけど金が無い。駒が質屋利用を提案するけど、質草は?
光秀は父の形見の数珠を差し出す。牧が慌てるけど光秀は強引に持っていかせる。
質屋には煕子も付いていく。勉強しないとね。護衛は左馬助。

駒は成果に不満だけど、煕子は「今後の関係性」を考えて満足。
煕子は光秀の数珠ではなく、自分の帯を質に入れていた。ようやく聖妻モードに。今までは単なるニコニコで可愛いだけの幼馴染だったから。

牧に愚痴を溢す光秀。
戦が嫌い。武士だから仕方無いと思ってたけど、負けちゃうとつらい。
牧は、光綱の言葉を引用して励ます。負けた時こそ大事、的な。
光秀も光綱の思い出を語る。馬の話。
誇り高く!

駒が帰る。
別れを惜しむ明智家。

美濃ドタバタを受けて尾張もドタバタ
織田信長の元に勝家が来る。織田信勝に叛意あり、と。
信勝重臣勝家だから、勝家も責を問われるけど、勝家は信勝背後に斎藤高政がいることの危機感から信長にチクる。だって、高政は今川義元とも通じてるから、そんなことやってたら尾張織田家自体が滅んじゃう。
一度は母土田御前のために許したけど今度は……

信勝に呆れる帰蝶だけど、信長は意外と同情的。
でも、けしかける帰蝶。
どうするか会って決めろ、と。

病だという信長の見舞に清須を訪れた信勝。相変わらずの小物臭。
何故か部屋を別けられる土田御前。

縁側で金魚を眺める帰蝶

床上で信勝を迎える信長。
信勝の見舞に白山の湧水を差し出す。
そこで信長は種明かし。仮病で呼び出して討ち果たすつもりだったと。
けど信長は、会ってみたら弟信勝を殺す気が無くなる。母が悲しむから。
ついでに昔からの嫉妬を語る。母の愛を独占する弟への嫉妬、殺意を。
信勝も信長への嫉妬を語る。いつも兄上は先に行く。
似た者同士な兄弟?二人とも涙。
信長、信勝が持参した水を信勝に飲めと命じる。
平に謝る信勝。
許さない信長。
「飲め!お前が飲め!」
信長の怒号を合図に戸が閉まり護衛が囲む。
飲め、お前が飲め。

何か感じて立ち上がる土田御前。
知ってるが微動だにしない帰蝶。

斃れた信勝
哀れむ信長


次回は、またまた京都。
こんだけウロチョロしたら「謎の男」じゃないけどな。
久し振りも含めて色々登場ね。


紀行は福井県福井市。一乗谷朝倉氏遺跡、下城戸、復原町並、朝倉館跡、庭園跡。
福井県坂井市。称念寺、阿弥陀三尊来迎仏像



越前に来たら駒がいてもシックリする。
伊呂波太夫が近衛縁者だと、今後も天下劇の陰で暗躍しまくるのが確定。それは嬉しい。
やはり光秀を大人しく越前に置かずにウロチョロさせるのね。やりすぎないよう願う。
紀行の一乗谷朝倉氏遺跡の雰囲気が良すぎた。錯覚か。