何気なく平和な日は逆に不安になる | 愚奏譜

愚奏譜

ワタシ、かなでの備忘録みたいなもの。
割と内向き・オタクなハナシが多くなりそうです。

鮮度劣化甚だしいですが、ドラマのハナシ
話題作ふたつ。
どっちも録画してでも見てました。


『凪のお暇』
予感があって見たら大当たり。
世間評価も上々だったみたいで、ギボムス同様に嬉しい。
TikTokがスポンサーの回で、TikTokを劇中で「何が面白いか分からない」とか言ってたり、バルスとか、『ぴったんこカン★カン』コラボとか、サックスではなくフルートとか、とにかくネタ小ネタが多い部分でも楽しめましたが、ドラマとしても面白かったです。
山本七平じゃないけど「空気」のハナシはやはり重くなる。主人公が成長して克服できたけど、ドラマならば最悪の展開だってある。各キャラが成長できて、幸せな未来が見えるのが嬉しい。
ママが最強なのは異論がないとは思うけど、最終的に全員いい感じの着地になったと思う。あのYouTuberカップルも含めて、なんとなくの成長があったから。
その成長も含めて、みんなバラバラになったけど、またあのメンバーでのドタバタが見たい。見てるだけできっと楽しい。

実は何気に劇中の夏の風景がとても好きだった。
何年かに一度、猛烈にドラマでの夏風景に心奪われる。
あのくらいの草、あのくらいのアスファルト、あのくらいの雨……ワタシの夏記憶を刺激するのは、あのくらいの風景。



『これは経費で落ちません!』
一話完結型のお仕事もの、です。
森若さんが見ていて気持ちいいです。
筋の通った有能な人は、ドラマでも見ていて気持ちいいです。
でもワタシは太陽クンの方は好きになれませんでした。むしろイライラする。
一応、有能描写もされてるんだけど、単なるイケメンお調子モンが、公私混同気味に猛アタックして、森若さんの心を掴んだようにしか見えなくて、出てるだけで殴りたいぐらいイライラして、それはプロポーズ風コメントのときにマックスになったけど、それには森若さんも違和感を感じたし、劇中で他の女子が「最低」と言ってくれたから少しホッとする。
逆に、太陽クン以外では、岡崎体育とベッキー以外に嫌いなキャラはいなかったかな。
改めて、『釣りバカ日誌』の復活は厳しいとも再認識。ああいう社員こそが、森若さんに追われる「兎」なんだから。

主題歌で「森若さん」と歌われていたのが、何気に気持ちいい。
高評価みたいだし、続編なんて幾らでもできそうだけど、NHKは守らず攻めるんだろうな。