DVD プレミアム・ラッシュ | Every Little Step (新)

Every Little Step (新)

りおうさんの更なる進化を求めて。

プレミアム・ラッシュ(原題:Premium Rush)
2011年アメリカ 日本未公開
監督デビッド・コープ
ジョセフ・ゴードン=レヴィット マイケル・シャノン ダニア・ラミレス
$Every Little Step (新)
2012 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

わしのお気に入り俳優さん、ジョセフ・ゴードン=レヴィットが
主演を務めるこの作品。
プレミアム・ラッシュ というのは超特急便という意味。
そう、バイクメッセンジャーを描いた作品。
とある事件に巻き込まれたバイクメッセンジャーの逃走劇。
主演も内容もなんてわし好み!!
感想としては おもしろい!まぢで。
本当におススメです。
特にチャリに興味ある人なら尚更。
いわゆるB級映画?になるんだろうか、ミニシアター系?
まぁ超大作ではないけれど
非常によかった。コンパクトに仕上がってて
しかも疾走感がすばらしい。
チャリの疾走感スピード感そして怖さすべて満喫できます。
十分堪能できます。

巧みな自転車のテクニックを持つバイクメッセンジャーのワイリー(J・Gレヴィット)。
彼はある日知り合いの中国人女性ニマ(ジェイミー・チャン)に
1通の封筒を届けてほしいと仕事を依頼される。
その1通の封筒からワイリーはある人物に執拗に狙われるようになる。
その封筒の中身にはどんな秘密があるのか。

時間軸が巻き戻る形式で展開していくストーリーです。
なんで?どうなったの?どういう意味?
という疑問が次から次へと浮かびますが
徐々にわかっていくという。
ややこしい展開なように見えても終わってナゾがとければ
非常に単純な展開だと思うんだけど。
でもおもしろい。それをミステリアスっぽく仕上げて
その上自転車テクが堪能できる!

そんなテクを存分にみせてくれるワイリーを演じているのは
我らがジョセフ・ゴードン=レヴィット。
この作品のジョーは坊主に近い髪型でなんかちょっと若い。
実は撮影自体は2010年なんですよね。
なんというかピストであれだけのことができるってすごいわ~。
ピストというのはブレーキのない自転車のこと。
この作品ではワイリーの愛車がピストです。
日本でもちょっと前話題になってましたよね。
確か公道では禁止になってるはず。
普通はあんなに軽やかに乗れないしましてやスピードなんて怖くて出せない!
ピストだけじゃなくMTBでもテクを披露。
でもMTBのシーンは内容からして痛そうでした。
チャリに乗ってるシーンがほとんど。
ほんとすごいというセリフしかでてこないわ。これには。
そしてワイリーと共にバイクメッセンジャー仲間としてでてくる
ヴァネッサ役のダニア・ラミレス。
比較的アメリカのドラマの方での活躍が目立ちます。
もちろん映画にも出演されています。X-MENとか。
彼女もお見事。もちろんジョーもそうだけどスタントがいるのはわかってるけど
どれほど訓練したのかと思うと怖いっすね。
腕の筋肉とか。どっちかといえばジョーの方が貧弱かもしれない。
なんというか肉体労働している女性を見ると好感を持ってしまうのは
わしのある意味偏見ですかね。
でもそういう女性かっこいい!
あともう一人黒人さんのバイクメッセンジャーがいるんですが
ちょっとお名前がわかりません。
彼の腕の太さといったら!
というかチャリダーは腕より太ももの方がすごいよね☆
そしてボビー・マンデーという悪役を演じているのが
マイケル・シャノン。
割と色んな映画に出演されているんですが
今年公開予定のわしが注目している映画『Man Of Steel』にも出演。
そこでも悪役なんだそうですよ。
ちょっと悪役顔?
でも正直ちょっと悪役として魅力がなかったというか
本当に純粋な悪役なんですがんー、もうひとひねりほしいというか
ちょっと物足りない印象。
日本語吹き替えで見てたせいなのかなんなのかわかんないけど
長塚京三を思いだして仕方なかった。
別に似てるわけでもないんだけどなぁ。。
チャイニーズ系のニマを演じるジェイミー・チャン。
わしずっとハリーポッターのチョウ・チャンだとばかり思ってたんだけど
全然違うかった。
個人的にとても好演してたように思います。
印象に残るというか。
ちなみに彼女はドランボール:レボリューションというかの有名な映画で
チチ役で出演されておりました。
あと、なんでしょうか警官。チャリに乗ってる警官が
イイ味出してました。
惜しまれるシーンはクライマックスで追いつめられたワイリーの為に
様々なバイクメッセンジャーエージェントから
同種の職業の方がぞくぞくと集結して援護するのですが
その辺が非常に雑。
え?それだけのために?? なにしにきた??
って思うほど。もうちょっと見せ場があってもよかったんじゃないかな。


執拗に追うマンデーと逃げるワイリー。
この2人が織りなすドキドキハラハラなシーンは
どうやって撮影したんだろうとそのことばかり気になっていました。
でも実際ジョーは撮影中事故にあって31針も縫う大けがを追っています。
やはりそれほど過酷。
見ていて手に汗握ります。
こういう作品こそスクリーンで見たい!
というかスクリーンが似合う。
もっとスリル感が味わえただろうなと思う。
残念ながら日本劇場未公開なっております。
最近ちらと聞いたのですが
関東の方で劇場で公開するとかいう噂。。
関東のみのようなのでスルーしてましたが気になる方は調べてみて下さい。
試写会かもしれません。
もう情報として古いかもしれません。
あと劇場公開を目指して署名活動が行われているようです。
今現在も実施されているのかはわかりませんが。
そちらも気になる方は調べて見て下さいませ。

まぁこの映画は本国においても
公開がのびのびになっていて不運というかなんというか。。
撮影直後のジョーのお兄様が他界されたり
脚本のパクリ騒動かなんかがあったりで
遅れたようです。
割と良い作品だと思うんだけどなぁ。残念。

でもピストの関係もあって日本での公開はなかなか難しいのかもしれないですね。
お堅いなぁ。

もしスクリーンで公開されることがあればおススメです。
何も期待しないで軽ーい気持ちで見れるのが良い。
もちろんDVDでみていただくのも良いかと思います。