ごぶさたしていたのは3度の結婚ができるくらい殺人的な若さと美しさを保つちえみちゃん(仮)です。
彼女の最初の結婚式には招待されました。お相手は老舗の超大手メーカーに勤めるエンジニアだったと記憶しています。ちえみちゃんはいわゆる社長令嬢で、フルタイムであくせく働いていた印象はありません。
いちばん最初の夫とはわりとすぐに別れ、そしてまた結婚離婚と繰り返し現在に至る。
偶然にもそのちえみちゃんが、地元できょうこちゃん(仮)とばったり会い。そしてもうひとりの友人さおりちゃん(仮)と別の日にたまたま地元で会ったきょうこちゃんが、ちえみちゃんと会った話をしたところ、さおりちゃんもちえみちゃんと会いたいとなり。そして私にも声を掛けようとなったようです。
みんな美しいだけでなく心優しく、そして人の悪口を言わない私の自慢の友人たちでした。でした、過去形ですね。
もやもやと蘇る出来事、そして行動。
私は立場が違うことを否定しませんし、それを乗り越えたところにある友人関係というのも大切に思っていました。でも限界ってありますね。
これは以前もここで似たようなことを書いたことがありますが、学校を卒業してずっと切れ目なくがむしゃらに働く人間と、何年か働いた後に結婚し仕事を辞め、子育てという壮大なお務めに集中している人間では見るものも目に入るものも違うのです。
第1段階でつぶさに感じるのは出産してから子どもの手が離れるあたりまで。私の子ども時代とは変わり、今は子どもファーストがものすごい(と、思ってしまう)。私の家が厳しかったのもあるかもしれませんが、これは時代の流れでしょう。
その子どもの手が離れたあたりから、以前の付き合いが段々と戻ってきていました。子ども抜きでごはんを食べたりお酒を飲んだりするようにもなりました。
でもね、平日の真っ昼間に招集をかけられても。もちろん、この日だと有給を使わないとダメだよね、と気遣いの言葉はありましたが。
いちばんのメインは、さおりちゃんがちえみちゃんと会いたいということだったのでこうなったのです。となると、私はいてもいなくてもいいんだな、と思ってしまう。ひがんでいるわけではなく。
それに今の私は特に忙しくそれなりの立場でもあるので急に言われても難しい。そして指定された日はたまたまどうしても抜けられない月イチのミーティングの日というのもありました。
それを想像しろとなんて言いませんし、言わないと分からないことだと思います。そして今は割愛しますが(いつか書くかもしれません)他にも思うことがあって、お誘いに気が進まなかったのも事実です。
きっと気遣いのきょうこちゃんが、私抜きなのは悪いと思って声を掛けてくれたのは想像できます。だって何十年の付き合いですからね、分かります彼女のこと。でも私はせっかくのお誘いでしたが断りました。ただそれだけです。
心の狭い女です。こうして友人とよべる人はどんどん減っていくのでしょうか。