男性だけど子宮頸がんワクチンを打ってみた。 | 勝部元気のラブフェミ論

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 子宮頸がん予防ワクチンと聞くと、女性が打つものと考えている人も多いかと思います。ですが、私は男性ですが自分に打ってみました。

勝部元気のラブフェミ論-HPVワクチン4


何で打ったかと言いますと、それは…

(1)体の関係のご縁のある人をがんにしたくないから。

(2)セックスにおける男女間のアンフェアを少しでも縮小し、より良いセックスのために自分も体を使って投資したかったから。






(1)体の関係のご縁のある人をがんにしないために…

子宮頸がんは主に、セックスの際にHPVというウイルスが男性から女性に感染することが原因となり発症します。つまり原因は男性です。

 しかもHPVはどこにでも存在していて、性的に奔放でなく、普通の性生活を送っている男性でも当たり前のように感染し、相手に感染させる確率はかなり高いのです。つまり、普通の男性のセックスが女性を死に至らしめるのです。カレシは経験少ないから大丈夫、では済まされないのです。

 セックスって良いもの、と考えてきた私は、これを知って正気ではいられませんでした。自分と体の関係のご縁のある相手をがんにしてしまうなんて絶対に嫌。だから相手に感染させないようにするため、男性にも接種が認められたことをきっかけに、ワクチンを接種したのです。

 確かに、このワクチンは筋肉注射だから普通の注射より多少痛みを伴います。保険適用ではないので料金もかなり高いです。(私の場合は1回18000円でした)半年かけて3回打つ必要があります。(なので私の場合は合計54000円)本当かどうか分かりませんが副作用がゼロではないという報道もあります。日本で打った男性はほとんどいません。全ての型のHPVを防げるわけではありません。

 このように、問題点と言われることも確かに数多くあります。でもこれで多少は体の関係のご縁のある女性を自分の行為で傷つける確率が減る。そのメリットに比べれば、問題点なんて足元にも及ばない、と思ったのです。





(2)自分も体を使ってより良いセックスに投資するために…

 性交渉というのは、生物学的な身体構造上どうしても女性のほうが、男性よりもリスクが多くなってしまうものです。リスクが多くなるということは、その分だけ気をつけなければいけないことが多くなります。実際、低用量ピルにしても子宮頸がん検診にしても、投資しなければいけないのは全て女性です。

 だから、女性のほうが男性より性交渉で得られる快感は何倍も強いと言われているにもかかわらず、女性のほうが性交渉に対して慎重にならざるを得ない。

 それに対して、世の男たちはそのリスクが自分のこととして実感できないから、セックスに対して安易に考えがち。女性のリプロダクティブヘルス・ライツ(性と生殖に関する健康と権利)を考えることなんて、ほとんどの男性が頭にありません。実際、性に関する社会問題を扱うイベントに出席するのは、大半は女性なのです。

 この環境がどうしても納得できません。セックスというのは、二人で楽しむものなのに、女性ばかりが投資しなくてはならず、男は何もしないし、関心すら薄い。
本当にアンフェアです。


 女性を愛する一人の人間として、このような現状が嫌で仕方ありませんでした。アンフェアを少しでも縮小し、男性である私も「より良いセックスをするためのカラダを使った投資」をしたかったのです。






~副作用について~

 現在(2013年6月)、事実かどうかは不明ですが、ワクチンの副作用の問題が各種メディアを騒がせており、どうすれば良いのか悩んでいる方は本当に多いと思います。

 私や私の知り合いは一切副作用は発生しておりませんとだけは言えますが、そもそも私は専門家ではないので、副作用に関して詳しいことは分かりません。だから、他人に対して打つべきだとも打つべきでないとも言いません。この記事も決して接種を推奨しているものではありません。

 ただ、世界に目を向ければ、HPVワクチンはWHOでも推奨されており、多くの先進国で当たり前のように実施されているのが事実です。

 それにもかかわらず、そういった海外の最先端の情報を仕入れずして安易に判断してる人たちがいるせいで、日本におけるHPVワクチンの動きは、世界でもガラパゴス化してきていると言っても過言ではないでしょう。だからこそ色んな情報がメディアで流れ、多くの日本国民が混乱してしまい、本当にどう判断すれば良いかどうか分からない状況だと思います。

 ただ、打つか打たないかを考える際に、忘れて欲しくないことがいくつかあります。





◆知っていて欲しいこと(1)

 まず、一般的な人が本当に安全かどうか知覚できないものを扱う際に、必要以上に不安を煽る人たちがいる、ということです。メディア、オピニオンリーダー、周りの知り合いの中にもたくさんいて、彼ら彼女らは不安を煽ることで利益(金銭・注目度)を得ています。批判者の中の多くは実は『オオカミ少年』なのです。だから、別に子宮頸がん予防ワクチンの問題に限らず、メディア等による批判は鵜呑みせず、常に批判的な視点を持って接しなければなりません。

 詳しく調べていくと、「あ、この人、全然分かってないで批判しているな。」という人がちらほらいます。実際、子宮頸がん予防ワクチン反対の有名人の中には、ワクチンの薬品名や製薬会社名すら知らずに批判している人もいました(笑)私は日本のマスコミが発信する日本文より、WHO(世界保健機関)の英文のほうが信用できると思っています。



◆知っていて欲しいこと(2)

 実は医者も完全には分かっていない、ということを知ってください。

 世界でも最先端のお薬が本当に効くか効かないかなんて、そういう実験を繰り返してる本当の専門家にしか分からないんです。とりわけワクチンなんて新しいものを既存の医学しか学んでいないお医者さんがそうそう簡単に分かるはずがないのです。

 お医者さんは医学の専門家であって、新薬の専門家ではありません。だから、ワクチンを奨めるお医者もいるし、反対するお医者さんもいる。という矛盾している状態が生じるのです。「信頼してるお医者さんが言ってるいるから」なんて安易な判断は絶対にしないでください。





◆まとめ

 以上のことから、結局のところ、最も大切なのは、自分だけの信念を持って判断することです。打つにしても打たないにしても、それによってどうなるかは100%は分からないのだから、最後は自分軸の問題なのです。

 自分の信念で判断できない人ほど、他人の意見に踊らされ、事実じゃないと分かるとすぐ他人のせいにします。賛成・反対、どっちを選ぶかは自由ですが、すぐ他人のせいにするカッコ悪い人間にだけにはなって欲しくありません。

 私は、「体の関係のご縁のある人をがんにしたくない」「より良いセックスのために自分も体を使って投資したい」という気持ちと、副作用の問題を天秤にかけた際に、躊躇することなく前者を選択しました。

 確かに、自分に副作用の起こる確率よりも自分と体のご縁がある相手をがんにさせてしまう確率のほうが圧倒的に高い、という数値的な面での判断もあります。ですがそれ以上に、「体の関係のご縁のある人をがんにしたくない」「より良いセックスのために自分も体を使って投資したい」そこに全力を尽くすことが、私の信念だったからです。



 あなたがまだワクチンの接種に悩んでいるようでしたら、信念を持った決断ができることを心より祈っています。





※この記事は以前よりお世話になっているMAKAE LOVE MINDさん
に寄稿させて頂いた記事の追補版になります。

 MAKAE LOVE MINDさんの記事を読んでくださった方々から、励ましのお言葉や自分も打ってみたいという声をたくさんいただきまして、より詳しい内容を記載するべく追補版を書かせて頂きました。

MAKAE LOVE MINDさんには他にも面白い記事が多数そろっていますので、是非ぜひご覧くださいませ!!!

$勝部元気のラブフェミ論-MLM

 なお、実際に私が接種したのは日本で4価ワクチン「ガーダシル」が承認された2011年頃になります。男性でも打てる病院は様々な問題で記載することはできないのですが、お問い合わせくださればお答え致します。何か他にもありましたらお気軽にお問い合わせください。

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