何でもかんでも
プレスリリースを出す会社もあれば、
しずかーーに物事を進める会社もある。
この会社は淡々と進める人達なのかな。
BRAF V600E変異陽性の固形癌に対するダブラフェニブ・トラメチニブ(タフィンラー・メキニスト)併用療法の申請が行われていたようです
脳腫瘍患者さんでも見られることがある遺伝子変異なので、「変異あり」と確認された方には新しい治療になります
すでにメラノーマと肺癌の一種には使われている薬なので、適応を追加する申請となるから、、審査期間は6ヶ月くらいなのかな。
いつ申請されていたの分からないけど…
来年初めには使えるのかな。
小児脳腫瘍の方では
BRAF変異陽性の患児の治療として
ザワザワとしているので、、
「そう言えば、成人は??」と思って、
企業のホームページを確認して気がつきました。
正式に承認されて発売できるようになる頃に発表する方針なのでしょうね。
(けっこう、そういう淡々としたやり方って好きです)
日本も参加していた国際共同治験でも良い結果が出ていたし、
アメリカでは
2022年にBRAF陽性固形癌への適応も承認され、
2023年には1歳以上のBRAF陽性小児脳腫瘍へも適応拡大が行われていて、
患者会からも開発を進めるための要望書が出されていました。
脳腫瘍の分野ではあまり起きていなかった
「ドラッグ・ラグ」「ドラッグ・ロス」になっちゃうのかな…と思っていたので、
日本が取り残されず
順調に進んで本当によかったです。
承認まで後もう1歩。
少しずつではあるけど、
脳腫瘍に対する治療方法が増えることは
とても喜ばしいことだと思います
ところで、
BRAFは「ビーラフ」と読みますが、
何かの略なのかと思っていたら、、
まさかの「ARAF、エーラフ」「CRAF、シーラフ」もあるそうです