うーーーん、
こうなることを薄々予想していたような、
でも、
やっぱり残念なような。
悪性神経膠腫の新しい治療候補であった、
BNCTの開発計画を見直すことが発表されました。
24例で行った第2相試験の結果をもって、承認申請しようとしていたけれども、有効性を示すことができず、
後からデータを集めていくような、後ろ向き研究(レトロ調査)をやっていたけど、うまくいかなかった、と。
レトロ調査はこれ → 研究協力のお願い
結局、
レトロ調査は中止
新たな開発計画は未定
とのことです。
(詳しくはプレスリリースを読んでください)
先駆け審査指定制度の指定を受けてるのに、
同じく指定されてた頭頸部癌は早々に承認されたのに、、
でも、
私の意見としては、
有効であり安全である治療だけが承認されるべきだと思っているので、
有効だというデータがないのであれば、仕方がない。
十分なデータが出揃うまで
待つしかないと思っています。
ただ、
メディアで取り上げたり、
政治家の力を使おうとしたり、
過剰な期待を抱かせるような情報を出したり、
藁にもすがる思いで情報を探している患者・家族に、【False Hope(誤った期待)】を抱かせることは避けてほしいと思います。
【Over promise】な情報提供は、
誰のためにもなりません。