ただのマニアックな話です。。



先日書いたオプジーボのCheckMate試験のように、

臨床試験では、試験名の頭文字などを拾って、語呂合わせ的な愛称をつけることがあります。


たぶん、

CheckMate試験は…


CHECKpoint pathway and nivoluMAb clinical Trial Evaluation”


という…

かなり、なんとも、どうにも、強引な名付け方ですチーン



ただ、

開発者の想いが現れる気がして、

気になった名前をコレクションしてて…汗


けっこう貯まったので、

一部、お披露目ですー。



Emerald試験(乳がん)

エメラルド


Monaleesa試験 (乳がん)

モナリザ


Tuxedo試験(乳がん)

タキシード

女性が圧倒的に多い病気の試験で、なんでタキシードなのかな…。


Skylight試験(更年期障がい)

天窓

上から明かりが降り注がれる感じ?


Gemstone試験(肺がん)

宝石の原石

可能性を秘めてるってイメージ。


Topaz試験(胆道がん)

トパーズ


Galaxy試験(大腸がん)

銀河系


Panther試験 (白血病)

ヒョウ


Orator試験(中咽頭がん)

雄弁家

喉の病気なだけに…??


Barcode試験 (前立腺がん)

バーコード…?

バーコード頭のオジサマを思い浮かべちゃダメでしょうか…汗。


Tropics試験 (乳がん)

熱帯


Skyscraper試験 (肺がん)

高層ビル


Destiny試験(乳がん)

運命

この試験にかける、必死さを感じる。


Spartalizumab (メラノーマの試験薬)

スパルタ主義

そんなに大変な薬なのかしら…泣




脳腫瘍の試験では、

あまり愛称をつけているものはなく…。

そもそも薬の開発が進んでなくて、臨床試験自体が…あまり…ほぼ…ないのだけど。


アバスチンの有効性を確認するための試験は、Avaglio試験と呼ばれていたはず。

Avastin for Glioma、ってことかな。



今、日本で進行中のFortune試験は

『患者さんの希望となるように』(=Fortune(幸運)をもたらすことができるように)との意図があると聞いたことがあります。


→ 




なんとか良い結果をと願う開発者の想いと、

はやくはやくと願う患者の想い。


みんな同じ方向を向いて

がんばっていると思います。