多くの歌い手が陥る最高音域の壁 | 音域を伸ばしたいヴォーカリスト必見!1年以内にあなたの音域を倍以上にするボイストレーニングを伝授します!

音域を伸ばしたいヴォーカリスト必見!1年以内にあなたの音域を倍以上にするボイストレーニングを伝授します!

.ヘヴィメタルのハイトーンボイスに特化したボイストレーニングを受けてきた著者が高音域発声に特化したボイストレーニングをお教えします。

こんばんは‼︎

 

ヴォーカリスト兼ボイストレーナーのKです。

 

 

今回はボイトレに通わずに独学で歌を練習して

る人向けのお話です。

 

 

さて、早速ですが独学で歌を学ばれている方々

に質問です。

 

何年練習しても到達出来ない音域の壁を感じた

ことのある方はいませんか?

 

僕も独学で練習してる頃はそうでしたからおそ

らく少なくはないはず。

 

で、だいたい皆様同じ欲求を持ってません?

 

地声で高音域まで歌い切りたい‼︎

正しく無個性な歌声で高音域を身につけても意

味なんかない‼︎

 

これは他ならぬ僕の話なんですけどね(笑)

 

今でこそ、ボイストレーナーなんて仕事を生業

にしてますけど10代、20代の頃の僕はボイト

レに否定的でした。

 

個性を潰される、ありきたりな無個性な歌声に

させられる。

 

こんな恐怖心を持ってましたね。

だから独学にこだわった時期もありましたよ。

 

今だからこそ、それは独自の思い込みであった

とわかりますけどね。

 

現代ではネット検索すれば高音域を出すための

ボイトレの方法なんて質の良し悪しは別にして

山のように出てきます。

 

けどだいたい、ミックスボイスに行き着くケー

スがほとんどです。

 

むしろそれしかないかも。

 

今回のお話をする前にどうしてもミックスボイ

スについても少し触れておく必要があるのでお

付き合いください。

 

ミックスボイスメソッドの起源については散々

僕のブログでもご紹介してきましたがハリウッ

ド式と呼ばれるSLSと言うアメリカのボイトレ

団体が近代メソッドの元。

 

けど、その起源はもっと古くて17世紀のベルカ

ント唱法にまで遡ります。

 

SLSの創始者であるセス・リッグス氏にミック

スボイスメソッド考案のインスピレーションを

与えたのはベルカント唱法の研修者であったハ

ーバート・チェザリー氏ですからね。

 

セスリッグス氏はチェザリーのお弟子さんです

 

 

 

このベルカント唱法ですが

 

端的に解説すると

 

地声と裏声を一旦、分離して個別に限界まで強

化してもう一度融合(ミックス)させる。

 

少し乱暴な解釈になりますがこういった手法が

取られていました。

 

これって地声と裏声をミックスさせるって近代

のミックスボイスメソッドと類似してますでし

ょう?

 

ここで注目するべき点があります。

 

それは声のレジスター(声区)です。

喚声点(地声と裏声の切り替わるポイント)と

も言いますね。

 

なんと数百年前の歌唱教師の間で扱われていた

レジスター(声区)は現代人の男性の歌い手の

地声の限界音域と完全一致します。

 

これすごくないですか?

 

時代は流れて時は移り変わっても人間の喉の性

能自体は数百年の間さほど変わってないんです

 

女性については地声と裏声が歪に融合してるケ

ースが多いので声区の音域で発声に苦心する事

は少ないかもしれません。

 

ですが同じく声区は存在します。

 

本題に戻りましょう。

 

この声区(喚声点)がこの記事のテーマです。

 

独学では乗り越えることが極めて困難な最高音

域の限界というのは確実に存在します。

 

 

ご興味ある方はこの先もお読みください。

 

 

では早速、本題です。

 

結論から先に申しましょう。

 

地声の最高音域はmid2F

までが限界です‼︎

 

これですね。

 

えっ?

 

今更そんなこと??

こう思われる方もいますでしょう。

 

まあ、確かに僕のブログの過去記事で散々解説

してきましたしね。

 

 

けどもう少し補足します。

 

 

ここでいう地声というのは極めて偏った発声の

ことを指します。

 

純粋な地声とも言います。

 

 

アンザッツで言うならば「2」です。

 

 

 

胸腔を強く響かせて発声するのがアンザッツ「

2」です。

 

で、この声の限界音域はmid2Fまで。

 

この音域こそが男性が無理なく出せる地声の最

高音域。

 

 

歌が好きで日頃から歌われている方はもう少し

上まで行けるかもしれません。

 

とは言ってもmid2Gかmid2G♯が限界。

 

間違ってもhiCには届きません。

 

尚且つ、ギリギリ届くmid2Gの音階も叫ぶ系の

激しい曲ならまだやれるかもしれませんけど柔

らかに優しく歌うことは困難でしょう。

 

胸腔を鳴らしたままの発声ではここが限界です

 

この付近に音域の限界を感じてる方は間違いな

く多いはず。

 

胸腔を鳴らす発声で練習し続ける限りはこの最

高音域は何年練習しようが広がりません。

 

これは経験者の僕が断言します。

間違いありません(笑)

 

女性ならばその上の音域のhiCに限界を感じる方

が多いでしょう。

 

hiCを超えた途端、急に声が力を無くして裏声で

しか歌えなくなっちゃう。

 

 

ここが大きな壁なんですよね。

 

 

で、ある程度勘の鋭い方はその先の「裏声」の

重要性に気が付きます。

 

実は高音域って裏声なんじゃないのか?

 

って感じに。

 

ちなみに僕はもともとがセンスゼロなのでボイ

トレに通い始めるまで全く気が付きませんでし

たよ。

 

肺活量やら声帯の筋力を上げれば胸腔共鳴の地

声でhiCまで出せるなんて信じてましたから。

 

毎日走って肺活量鍛えたり、筋トレしたりと無

駄な努力を何年も積み重ねてましたわねえ。。。

 

そう考えたら現在、僕の教室に通われてる生徒

さんやこの記事を読まれてる時点で皆、僕より

センスありますよ。

 

当時の僕は裏声の「う」の字すら意識にありま

せんでしたから。

 

裏声の重要性に気付いたのちはそちらを鍛えて

いくんですけどいかんせん、声質の違いに苦し

むことになります。

 

 

声質が違いすぎてとてもじゃないけど混ざらね

えだろ‼︎

 

こんなふうに日々、自分の喉に怒りを覚えてま

した。

 

そして時には人生に絶望するくらい自分の才能

のなさに凹んだりもしましたし。

 

やはり僕にはこんな芸当はできっこない・・・

 

自らの才能に絶望して死んでしまいたいと感じ

たことも一度や二度ではありませんでしたね。

 

今から思えばいろんな意味ですごい逆ギレです

(笑)

 

自分に対して失礼極まりない。

 

 

もし、あなたが過去の僕と同じようにご自分の

音域に限界を感じ絶望しているのなら安心くだ

さい。

 

あなたも僕も同じ人間です。

 

大した差はありません。

 

同様に世界的なプロの歌手も同様に同じ人間で

す。

 

やはり大した差はありません。

 

 

これらを踏まえて何が言いたいんですか?

 

って話ですが・・・

 

ポテンシャルには大差がないんですから全く同

じにはなれなくても近しいところまではいける

はずなんです。

 

絶望するような必要ありません。

求めれば必ずあなたの喉はその欲求に応えてく

れます。

 

裏を返せばそこまで人並み以下のセンスしかな

いところから叩き上げてきた僕なので地声と裏

声の融合については人並み以上に詳しく噛み砕

いて教えられる自信はあります(笑)

 

怪我の功名と言うのが正しいのかちょっとわか

りませんが。

 

一聴すると全く違うの音質の地声と裏声は所詮

基礎の声。

 

その基礎の土台の上にアンザッツ「1」をメイ

ンにした地声とも裏声とも全く違う第3の声を

創造していくんです。

 

そしてボイストレーニングってあなたの個性を

殺してテンプレ通りのお手本の発声を教える場

所ではありません。

 

なんせ地声と裏声の融合に正解なんてありませ

んからね。

 

唯一あるとすれば、それはあなたが音域に左右

されず自由自在に声を操れる方法を見つけた時

 

その発声方法こそがあなたにとっての唯一無二

の正解です。

 

 

それは各々違うでしょう。

 

僕の正解はあなたにとっては間違いかもしれな

いですしその逆も然りです。

 

あなたの正解は僕にとっては間違いかもしれな

い。

 

 

けど、ロック、ヘヴィメタルを本格的に歌うの

であればある程度作法はあります。

 

アンザッツ「1」の口腔共鳴をメインに使うシャ

ウト唱法の習得は必須。

 

それ以外は好きにすれば良いでしょう。

 

アンザッツ「2」が強めの歌手もいます。

 

アンザッツ「3」の鼻腔共鳴が強い歌手もいます

 

これに正解、不正解はなくてあなたが聞き手に回

った時の個人の趣味嗜好、感性、美的感覚の違い

だけです。

 

僕は鼻腔共鳴強めのややヒステリックで鋭い音色

の歌手を好みますがそ言ういう歌手の声が嫌いっ

て人もいますでしょう?

 

このタイプの歌手は声が細く感じることもありま

すからね。

 

マイク・ヴェセーラ

トニー・ハーネル

ブラッキー・ローレス

ロイ・カーン

 

なんかの声は好きかな。

 

ロイ・カーンの歌声、貼っておきます。

 

彼の声って艶やかで妖しげで色っぽいんですよね

え。

 

後述のフレディ・マーキュリーにも共通する部分

があります。

 

 

中でもデビュー当時のQueenのスタジオアルバ

ムのフレディ・マーキュリーの声は最高ですね。

 

この頃のフレディは地声と裏声の融合が神がか

ってる。

 

個人的には最も好きな声の歌手。

 

けど後期の太い声のフレディが好きって方もき

っといると思うんですよ。

 

これが個人的嗜好の違い。

 

ですが忖度抜きに発声のみを評価するなら初期

のフレディの声の方が価値は高いんですよねえ

 

 

 

お。。。

 

 

なんだか最後の方はただのファンブログに

なってるな(笑)

 

ま。たまには良いでしょ。

 

 

 

では今回は以上です。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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