2015年を迎えて~2014年のできごと② | 脳腫瘍(小児脳幹部グリオーマ)七奈子の闘病記

脳腫瘍(小児脳幹部グリオーマ)七奈子の闘病記

2013年8月30日☆☆娘の七奈子は、3歳10ヵ月で天国へお引っ越ししました☆☆病名は、脳腫瘍(小児脳幹部グリオーマ)見守ることしかできなかった10ヵ月の闘病生活と共に、今のワタシの気持ちを綴っています。

2014年 12月

色んな出逢いがありました。

前回に続いて玲奈ちゃんとの出逢いはもちろんのことですが、関東にメンバーの多い

「小児脳幹部グリオーマの会」http://glioma-net.com/ 

メンバーに、逢いたいとずっと思いながらの念願のメンバーに会うことができました。


初めましてなのに、全く違和感もなくそれまでのLINEのトークもあり、すぐに打ち解けました。


同じ経験をしても、同じ病院で入院していても合わない人はいる中で、同じ病で子どもを亡くし、会のメンバーという共通点は、大きいものだと改めて感じました。特に女性は何人かいれば意地悪な、イヤミのある方が一人ぐらいはいるものだと認識していたけれど、そんな方はおらず「ななちゃんは、キティーちゃん好きだよね~」と覚えてくれていたり、会話が途切れることはありませんでした。


実際に仲間とあって話すことが、これほどまでに癒されるとは思わなかったです。


静岡のメンバーの一人、Mちゃんと一緒に「三島」に日帰り小旅行に行ったとき、不思議な出来事がありました。


★私たちの着ているものと、バックがかぶった。


★三嶋大社に参拝した後、雲がかっていたのに光が差し込んだ。


★「神鹿園」奈良から来た多くの鹿が飼育されているスペースがあってそこで餌をあげている親子がいてママが、「ナナ、こっちよ。」 「ナナ、着物が汚れるから。」と、七五三のお参りに来ている親子がいた。

かなり、ナナ、ナナって連呼してて鹿よりも、七歳の見知らぬナナちゃんに釘付けになってしまった。

うちは、3歳のお誕生日の10月に病気が分かったので「七五三」をしていない。

9月に前撮りをやっていたので、三歳の七五三の写真だけはあるのだが、七歳は永遠にみることができない。その姿をみせてくれたような気がして、本当に不思議な出来事でした。


きっと天使になった子どもたちのイタズラだよね。これからもきっと色んな事をやってくれるから悲しみに嘆くよりも、心を穏やかに生きていれば必ず感じることができると思う。と、第3の目をもってるMちゃんの言葉が心に響きました。子どもがいない私には願い事もないからって言ったら、私は子どもを授けてくださったことのお礼参りをしているよ!って。私は、娘を生かしてくれなかったことに対して怒りすら覚えたことがあるので、それを言われたときは「スゴイ!」 と思い、Mちゃんが輝いてみえた。


気付かせてくれて、ありがとう。 


今のわたしなら、素直に受け止めていける。 

タイミングも良かったのかもしれない。


光の差し込んだ空。
樹齢1200年以上の金木犀。


右:わたし。左:Mちゃん。


この他にも、姪っ子の幼稚園の作品展で




姪っ子の「あおいちゃん」の横に、「ななちゃん」がいて、駿くん、ひなちゃん二人ともに九大病院で亡くなったお友だち。ナナはもちろんだけれど、駿くんもひなちゃんも保育園・幼稚園を卒業することもなくお空にいる。

お空のお友だちは、ここにいるんだよ~ってアピールしてくれているように思えて仕方がない。


心穏やかに生きて、この子たちを感じよう。


ママ、やっと一歩だけれど前に進めた気がするよ。ナナキティー