水原元通訳を銀行詐欺容疑で訴追 “24億円以上を不正に送金” | ☆Precious Days☆

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アメリカの捜査当局は大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の口座から

1600万ドル(24億4800万円)以上を不正に送金したとして、専属通訳を

務めていた水原一平容疑者を銀行詐欺の疑いで訴追したと明らかにしました。

また、捜査当局は「大谷選手は被害者だと考えている」と述べました。 


水原容疑者は、日本時間の13日にもロサンゼルスの裁判所に出向く

見通しです。


違法賭博に関わっていたとされる水原容疑者について合同で捜査に

あたっていたアメリカの連邦捜査機関で日本の国税庁にあたるIRS=

内国歳入庁と、国土安全保障省、それに司法省がアメリカ西部カリフォルニア州

ロサンゼルスで現地時間の11日午後、日本時間の12日午前2時半すぎ

から記者会見を開きました。


この中で捜査当局は、水原元通訳が2021年11月からことし1月にかけて

大谷選手の口座から本人に無断で1600万ドル以上、日本円で24億

4800万円以上を不正に送金したとして、銀行詐欺の疑いで訴追したと

明らかにしました。 


不正な送金は違法賭博でつくった多額の借金を返済するためだとしています。 


捜査当局によりますと水原元通訳は2021年9月に違法なスポーツ賭博を始め、

数か月後には多額の損失が出始めたということで「このころに大谷選手の

銀行口座の連絡先が元通訳の電話番号と関連するメールアドレスにひも付く

ように変更されたとみられる」ということです。 


さらに銀行に電話をかけ、大谷選手だと偽って大谷選手の銀行口座から

送金しようとしたこともあったとしています。


また、捜査当局は先週、大谷選手から話を聞き、携帯電話の提供も受けた

ということです。そして、元通訳の違法賭博や借金の支払いについて、

大谷選手が認識、もしくは関与していたことを示す証拠はないと判断した

として「大谷選手は被害者だと強調したい」と述べました。 


捜査当局によりますと水原容疑者は、日本時間の13日にもロサンゼルスに

ある裁判所に出向く見通しです。


会見を行った検察官は会見後に取材に応じ、「大谷選手は1600万ドルを

超える巨額の詐欺の被害者だった。彼がスポーツ賭博を許可した形跡も、

スポーツ賭博について知っていた形跡も、彼が個人口座からの送金を許可

した形跡も見つからなかった」とこの問題について大谷選手の関与はないと

考えられることを改めて強調しました。 


そして「彼の継続的な協力に感謝している。今後も引き続きの協力を期待

したい」とした上で「今回明らかになったのは、どんなにお金を持っていて、

どんなに洗練された人でも被害にあう可能性があるということだ」と指摘

しました。 


また、合同で捜査を行っている国土安全保障省の担当者は「大谷選手の

協力は、この捜査がこれほど早く終わった大きな要因だ」と話しました。