先日、KANさんのピアノ弾き語りのライブ『弾き語りばったり #30 First Class Distance』が配信されました。
2020年2月に福井県、響きのホールで予定されていた【弾き語りばったり #31 小さい土器みつけた】
のチケット取ったんですが・・コロナでなくなって、響きのホールも閉館してしまって
残念だなぁと思っていましたが、今回配信という形で初めて見ることができました。
舞台の真ん中にグランドピアノが1台、バックのスクリーンに歌詞が映し出されるという形。
配信ではそれに加えて、KANさんの演奏(手元)が上から同時に映し出されているという
ピアノを弾かれる方や、演奏される方にはとても興味深い配信だったろうと思います。
まずは、Mr.サクライによる作詞、「安息」から始まって、続けて数曲
5曲目の「星屑の帰り道」では
この曲(チェロ・ビオラ・ピアノversion)を小田和正さんが気に入られ、
「クリスマスの約束」で一緒に共演された時の練習時のエピソードや笑い話が語られました。
「さらっと小田さんにダジャレを言わせるようなアーティストになりたい・・」の一言にいいね!を押したくなりましたね
(注:配信システム内に押すところはありません)
6曲目「世界で一番好きな人」ではコロナ時に「うたつなぎ」で馬場俊英さんからこれが回ってきたときの心境や誰につないだかというお話。
7曲目「エンドレス」ではこの曲を作ったときの経緯が細かに語られ、ほかのアーティストと一緒に原田省吾として
やることが多い曲なんだけど・・・ハマショーリスペクト&パロディのこれがもとでスタレビの根本要さんの
イメージダウンにつながって・・・と(にまにま)。積極的にこれからもやっていきたいと締めくくられてました。
かなり割愛されていますが、こんな感じで楽曲にまつわるお話が挟まれながら楽しく時間が流れていきました。
この後、毎回あるという、リスペクトする洋楽がご自分の楽曲にどう影響を与えたかを曲とともに解説するというコーナーでは
ビリージョエル「Uptown Girl」の紹介 。(曲はなし)
全編サビ!転調に転調を繰り返すというこの曲の特徴そのままに「愛は勝つ」は作曲されたそうです。
そして、転調について(店長入ります!)
転調は5度から(例えばDに転調するときはAを前の小節においておく)だととっても自然で、ここはそのように。
でもこの場面は、笑顔で何も言わず(いきなり)転調しています。
と、こんな風に転調させたという経緯まで細かく実技つきで解説。
こういうお話はわくわくしますね。
この後、8曲目「素直」(槇原敬之さんのカバー)
9曲目「キセキ」、10曲目、ベスト盤に入れるため作った曲という「IDEA」
そして11曲目はいつもなら皆さんと一緒に歌う曲なんですがと「よければ一緒に」を
みんなで歌うところは”手拍子で”観客の方が参加する場面もあってなごやかでほっこりしました。
そして最後の曲として「プロポーズ」が演奏されました(アンコールはエキストラ)
KANさんのちょっと繊細な歌声と美しいピアノの調べ
曲にその作者の個性がでるのは当然ですが、KANさんの音のつくりというかコード運びが
私は詳しくないのでうまく説明できませんが、ほんと独特で、「うれしせつない」そんな気持ちにさせてくれます。
見ごたえ聴きごたえ、お笑いたっぷりの配信でした。
最後のアナウンスが「毎日がエイプリルフール全部が全部嘘なのよ」公演(4/1東京公演の配信)
となっていたことを追記させていただきます。(笑)