今回は當麻寺です。
当麻寺がある葛城市は奈良市から南に、橿原市の西に位置します。
この一帯、橿原市から東に行けば明日香村あたりなので天平文化地区になるんでしょうね。
仁王門から入ります。
金剛力士像もかなりの歴史を感じます。
創建は7世紀、612年と伝えられています。
仏教伝来が538年とも552年とも言われていて、四天王寺ができたのが592年
飛鳥寺が完成したのが596年と伝わっているので、ほぼ同年代にできた日本最古の寺院の一つなんですね。
今は「高野山真言宗」のお寺ですが、当時は何だったんでしょう?
仏教伝来から100年もたっていない時期なんで、まさか仏教にいろんな考え方があるなんて???
仏教は仏教でしょうよ!って感じでしょうか。
ただし、建物はいずれも平安末期から鎌倉期の建物のようですね。
それでも十分古いんですが・・・
仁王門からどんどん進んでいくと奥に本堂がみえます。
中央が本堂、右が講堂、左が金堂となっています。
講堂と金堂は扉が閉じられていて、本堂で拝観受付をすると案内してくれます。
実は當麻寺、不思議な伽藍構造になっていて、普通は南に向いていることが多い正面入口は東向きの仁王門となります。南は山なので門はなさそうですし・・・
四天王寺や法隆寺にあるように、回廊に囲まれた境内に塔、金堂、本堂が整列しているわけではなく、、、
本堂の南に西塔があり、東塔も離れたところで、なんだか最初に本堂ができて、そのあとで必要に応じて増築していったような・・・ それも無計画に・・・
そんな感じさえ受ける配置になっています。
そして、當麻寺に来てもっとも楽しみなのが、特徴的な仏像群ですね。
HPからお借りしました。
このお顔の四天王像はとても珍しいと思うのです。
とてもリアルというか、、、現代的でもあり、、、
必見です
御朱印は本堂の拝観受付でいただきました。
じつはこのお寺、奥の院は浄土宗になってます。
奥の院は法然上人二十五霊場の第9番霊場となっています。
奥の院の紹介は二十五霊場を結願してから・・・と思ってますので、もう少しかかるかな