世界の競馬史に名を刻んだ大種牡馬、サドラーズウェルズ
(父ノーザンダンサー)が26日、アイルランドのクールモアスタッドで
死亡したことが明らかになった。30歳だった。
サドラーズウェルズは現役時、愛2000ギニーなどを勝ち
通算成績は11戦6勝。1985年からクールモアスタッドで
種牡馬入りすると産駒は大活躍を見せ、通算14回の英・愛
リーディングサイアーを獲得し、欧州でのGI優勝馬は実に
100頭を超えた。2008年5月に種牡馬を引退した後も、
功労馬としてクールモアスタッドで繋養されていた。
産駒はモンジュー(1999年凱旋門賞など)、ガリレオ
(2001年英・愛ダービーなど)らが後継種牡馬として成功。
日本では直仔こそ軽い芝が合わなかったのか活躍馬が
出なかったものの、輸入種牡馬のオペラハウスが
GI7勝のテイエムオペラオーやGI4勝おメイショウサムソンらを
輩出し、後継種牡馬として活躍している。