震災の影響で福島競馬が中止となり新潟競馬場で行われた
第8回福島牝馬Sは、太宰啓介騎手騎乗の9番人気
フミノイマージン(5歳、本田優厩舎)が最後の直線でインから
抜け出し1着となり、重賞初制覇となった。勝ちタイム1分45秒4
(良)。2着に5番人気コスモネモシン、3着には3番人気
ソウルフルヴォイスが入った。
レースはジュエルオブナイルが先手をとり、最後の直線で
いったん先頭に立ったコスモネモシンを内からフミノイマージンが
かわし、後続の追撃を振り切り勝利を飾った。
勝ったフミノイマージンは父マンハッタンカフェ・
母シンコウイマージン・母の父Dixieland Bandという血統で
通算成績16戦5勝。重賞は初制覇。騎乗した太宰啓介騎手は
2001年菊花賞2着(マイネルデスポット)などがあったが、
意外にも今回が嬉しいJRA重賞初勝利となった。
管理する本田優調教師は福島牝馬S初制覇。
終わってみれば、中山牝馬Sの2・3着馬が1・2着。
フミノイマージンは前走がハンデに恵まれただけのものでは
なかったということを今回の走りで証明できただろう。
そして、太宰騎手のJRA重賞初勝利で『JRAの七不思議』
の一つが解消した。え、あと6つは?
逝け添が審議に絡むと不可解な裁定があるとか、
なんで皐月賞のCM(ミホノブルボンの)みたいに
過去のレースを使った硬派なCMをもっと早く作らなかったのかとか、
なんで吉田稔騎手がJRAの騎手免許をとれないのかとか、
なんで左回りの競馬場を3場とも同じように、無駄に直線の長い
スローで上がりだけの競馬にしかならないようなコースにするのとか、
ポリトラックのコースを早く作れとか・・・