まったくの正論 | kan-sukeのアメブロ

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観劇した舞台のことなど書いていました。
2015年9月より、新たにブログを作成し
そちらをメインブログとしております。
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参院選に比例代表で出馬予定だった自民党の大仁田厚参院議員が

1期限りでの引退を表明。個人名でも投票できる「非拘束名簿」方式が

初めて導入された2001年の参院選で初当選し、2期目を目指して

立候補の予定だった。記者会見した大仁田氏は

「参議院は首相官邸の人気取りの道具ではない」
 引退の直接の理由は、安倍政権が主導した今国会の会期延長と、

参院選の日程先送りに対する抗議だと説明。

「国民が求めているのは付け焼刃で法案を通すことでなく、慎重審議だと思う。

 選挙目当てにウソをついてまで当選したくない」と強調した。
 また、参院の存在意義について「3年くらい前から悩んでいた」といい、

「衆院から降りてきたことをそのままやっていく。

 今回もそうだが『ハイ、そうですか』で通してしまっていいのか」
また、「何百という選挙区に応援に行った。それがタレント議員の仕事みたいなもの。

政治家としてテレビに映る僕の映像は、審議が荒れた時に委員長を守る場面ばかり。レスラーという偏見を打ち破ろうとしたが、自分の勉強不足を痛感することもあった」

と語った。


政治家としての知識・経験はともかく、

大仁田氏の発言は的を射ている。まったくの正論である。

今の参議院は衆議院の子分のようで、とても『良識の府』とはいえない。


タレント議員の乱立は、それ自体は構わないと思う。

「自分が犠牲になってでも日本を良くしたい」という気持ちがあれば。

スポーツ選手や文学者・アナウンサー・弁護士などが

今までの自分の経験を生かしていく。その中で政治について

学んでいけばいい。そのために6年・解散なしという身分が

保障されているのだから。

しかし、人気取りのための安易な擁立、衆院から参院への鞍替え当選、

さらに言うなら政党・会派の縛りも参院をダメにしている要因。

いっそ、参院は政党政治から脱却してはどうか。

そうでなければ良識の府などなり得ない。