出雲大神宮の本殿背後の山が、御神体山「御蔭山(みかげやま)」であり、磐座群が鎮座している。この磐座群は、国常立尊(くにのとこたちのみこと)の象徴として、一万年以上前からこの地に鎮まる聖域であり、今も禁足地になっている。この御神体山は、御影山、千年山、千歳山とも称し、太古より人々から神そのものとして崇められてきた。
本殿横の鳥居をくぐると、鎮守の杜であり、春日社、古墳、磐座が鎮座している。この磐座は、本殿の真後ろの位置にあり、パワースポットとされている。磐座内は、神域であり禁足地になっている。春日社から続いて、稲荷社、御蔭の滝があり、その先には、上之社が建っている。そして、もう少し上に行くと、注連縄と注連縄柱があり、ここが神域の御神体山「御蔭山」への入口である。ここからは、社務所で受付を済ませて、紙のたすきを受けて、たすきをかけて入山する。そして、少し上ると、御神体山「御蔭山」の磐座群が鎮座している禁足地がある。ここ御蔭山には国祖として知られている国常立尊がお鎮まりになっており、磐座群の前の遥拝所から参拝できる。
御祭神 : 国常立尊(くにのとこたちのみこと)
所在地 : 京都府亀岡市千歳町千歳出雲無番地
出雲大神宮の境内図
鎮守の杜 入口
春日社
建御雷之男神、天児屋根命をお祀りしている。
古墳
5世紀~6世紀初めの横穴墳墓。
磐座
本殿の背後に鎮座。
稲荷社
宇迦之御魂神をお祀りしている。
御蔭の滝
龍神乃神をお祀りする滝。
上の社
御祭神として、素戔嗚尊、櫛稲田姫命をお祀りしている。
神域の御神体山「御蔭山」への入口
社務所で受付を済ませてたすきを受け取り、たすきをかけて入山する。
御神体山「御蔭山」
御神体山「御蔭山」の遥拝所
磐座群
笑殿社(わらへどのしゃ)
事代主命、少那毘古名命をお祀りしている。
崇神天皇社
第十代崇神天皇をお祀りしている。