以前ココで『夢をかなえる象』という本の話をした様な覚えがあります。
アレは本当に良い本で、友達数人に誕生日プレゼントとしてあげたりしました。
その中で一番読んで貰いたい人(前にも書いた悪口や不満ばかりを口にしている同僚)が実は活字が苦手という人で、受け取って貰えたは良かったけれどなかなか手に取って貰えずヤキモキしていたんですが、、、、
ついこの間飛行機に乗る機会があったとかで、飛行機の中で読んだと連絡がありました。
本人エラク感慨にふけっておりまして、「将来の事を本気で考えた!」んだとか。
私は彼女に周りに感謝する事や自分自身を見直して欲しくて読むのを半年以上待っていたのだけど、何だか振られた様な気持ち。
と言うのも、本を読んだ彼女からは
『私を苦しめる周りの人から解放されるには、ココに縛られてはいけない』
という結論が出たらしいのですね。
私は本を読んで
『不満ばかり言って周りのせいにしてきたけれど、もしかしたら私にも悪い部分があったんじゃないだろうか。 今の状況を良くする為に、自分で何か出来る事はないだろうか。 良く考えてみたら、みんなそれぞれ頑張ってやっているんだ』
って事に気づいて欲しかったんですね。
いや、こんな教科書通りの回答でなくても、もしかしたら
『私、人の悪口を言わない様に気をつける!』 であったり
『少しネガティブな事ばかり口にしすぎていた様な気がするから気をつけよう』みたいな事にならないかしら、と仄かな期待をしていたのです。
ところが、ダメだった。
そもそものスタート地点が
『頑張ってる私の努力を無駄にするムカつくあいつらに期待していた自分が間違っていたのよ!』
という反省点からだったのです。
がっかりしたのだけど、、、うん、すごーくがっかりしたのだけど、
でももしかしたら、結構世の中ってこういう考え方普通なのかななんて思ってみたり。
怒りやイライラを抱えている人達の感情の元は 『悪いのは相手』な場合が殆どなのだから、ソコが覆されない限り 私の友達の様な考え方はあたりまえなのかもしれない。
だから、今度は方法を変えてみました。
『私がこの会社にアナタを誘わなければ、毎日そんなにイライラ不満を募らせる様な生活をしていなかっただろうと思って責任を感じている』 と。
アナガチ、というか結構本音だったりするので嘘ではないのだけど、逆にコレが彼女の負担になったりしたらイヤだから今まで言ったりしなかったんですね。
でも、私が謝る事から何か察してはくれまいかと思いまして。
多分私が謝った事は彼女の中に残るはずで、どうして急に謝って来たんだろうって少しは考えるはずで、今すぐではなくてもいつか、近い将来何かしらの結果が出れば、それは目に見えるものでなくても彼女の中で何か変るものがあれば、、、、
少しは救われるってもんです。 その為に種を蒔いたと思って、今回はひとまず階段をまた一つ上がったと自分を納得させときます。
これも私にとっては修行だとおもって。