2/18前半  まあ、一応医学生ですし。 | 23才ブータン一人旅

23才ブータン一人旅

10日間、西ブータンを中心に

初めて朝をブータンでむかえます。とにかく犬がうっさい。見事に起こされました 笑
昼は死んだように寝てるくせに・・・

さて、朝食は洋食です。飲み物以外(といっても、コーヒーか紅茶はどこでも無料でついてくるみたい)は何を頼んでも旅行代金に入ってるので、ここではタダです。進められるままにパンとスクランブルエッグとマンゴージュースを注文。

店員のキラ(女性の民族衣装)着たお姉さんかわいいなーなんて見てると注文したものが運ばれてきました。

ん?スクランブルエッグにもパンついてるの?言えよ!笑 5枚もいらねえよ!笑


さて、外へ。まず、日程を組む時から行こうと決めていた、伝統医療院へ。わたくし、一応医学生なので、やはり興味がありました。普通の観光客はいかないらしく、プブもガイドとしてくるのは初めてだそうです。

学校も兼ねた大きな建物を建設中であり、なかには展示室も。日本の医学生だとわかるやいなや、おじさんが熱心にいろいろ教えてくださいました。
伝統医療も西洋医学も、神様は同じ薬師如来だそうです。




漢方に近い考え方で、ヒマラヤの低地・高地でとれる薬草を乾燥させたりして粉や丸薬にします。




こちらはブータン式発生学(赤ちゃんのできかた)といったところかな。


次に、街が見渡せる高台の大仏へ。この大仏はギャンブルで大もうけした中国人が建てたらしく、国は1Nuも払ってないらしい。見晴らしがすごくいい。プブいわく、「500ドルの夜景」。やっす 笑








奥にはヒマラヤの一部も。全貌は翌日のプナカに行く途中、ドチュ・ラ(峠)から見えます。





さて、大仏に行く途中の道にはもちろん、ブータンでは街のそこかしこにいろいろな旗があります。代表的なのは2つ、ルンタとダルシンと呼ばれる旗です。どちらもお経が書いてあります。

ルンタは正方形に近い旗が連なったもので、「祈りの旗」にあたります。誰かがみんなの幸せを祈るとき、お坊さんにたてる日などを占ってもらい、このルンタをたてます。
ダルシンは木の棒にほそながい旗がついたもので、「供養の旗」にあたります。誰かが亡くなった時に、供養のために108本を占いのもとにたてます。木の無駄な伐採は禁止ですが、ダルシンのためならいいそう。

これらはいずれも風がよく吹き、川の見えるところにあります。経文として書かれた祈りがヒマラヤの風にのって街に広がり、川にのって流れていくのです。今日も明日も、これらの旗は誰かの祈りをのせてよくなびいています。


ブータンではどこを見ていても、視界に1つはルンタかダルシンが入っています。家の屋根にあったり、遠くの山の中腹の「どうやってあそこ登ったんだ・・・」ってところにも 笑

これからもいろんな写真に写っていると思います。

次に、これも希望していった伝統工芸品の工場めぐり。織物と紙すきを見ました。紙すきは日本の和紙とほぼ同様で、のりも日本の援助だそう。

織物工場では女性たちがキラを織っていました。最近は機械織りもでてきたそうですが、ここは手織り。シンプルな柄のものから息をのむほど美しい複雑なものまで。



デザインが頭に入ってるらしく、恐ろしく複雑な模様をどんどん織っていきます。とはいえ、このレベルになると生涯に数着しか織れないようで、値段は数百万円したりすることもあるそう。高くてきれいなキラは、女性の憧れ。男性はこれが買ってあげられるかどうかが試されているのでしょうか^




お昼はもちろんこいつ。赤唐辛子ver.です。かかってこいや!






惨敗。

唇はれてんじゃねえかな 笑

~後半へ~