イギリスの大型銀貨でウィリアム3世のものが欲しいと思い、探していたところ、先日、W社さんの即売リストでこのコインを見かけ、少し検討し、購入しました。D評価でしたので、お手頃価格で入手できました。
到着したコインを手に取ってみると、両面とも摩耗はあるものの、ズシリと大きく、とても見ごたえがあります。カタログ値は直径38.6mm、30.1gです。
1695年発行ですので、大変歴史を感じさせる1枚です。
表はウィリアム3世の第一肖像。
裏面は上部にイングランドを象徴する3頭のライオン、右側にスコットランドを象徴する1頭の立ち姿のライオン、下部にフランスを象徴するフラ・ダ・リ (百合)、左側にアイルランドのハープ、中央にウィリアムの出身家系であるオランダ・ナッソー家のライオンの紋章が描かれています。
ウィリアム3世について調べると、オランダの総督としてオランダに侵略してきた当時ブルボン王朝最盛期のフランスを退けた英雄として描かれております。フランスに対抗するためイギリスとの関係修復を図り、イギリス国王ジェームズ2世の娘、メアリー2世と結婚しています。
ちょうどそのころ、英国では、ジェームス2世が暴政をふるっていました。これに対抗すべく、議会が名誉革命でオランダからウィリアム3世とメアリー2世を招聘、ジェームズ2世はフランスに亡命し、ウィリアム3世はオランダの総督も兼ねながらイギリス王にも即位することとなりました。
また、ウィリアム3世が創立したイングランド中央銀行は、今後の戦争における財政確保に貢献し、これによりイギリスはフランスとの戦いを優位にすすめることができるようになったといわれています。
ウィリアム3世とメアリーの共同統治時代の2人が一緒に描かれているコインも欲しかったのですが、こちらはお手頃価格で入手するのが難しそうでしたので保留です。
ウィリアム3世といえば、1701年発行の5ギニー金貨は「いつかは入手したいコイン」です。この年だけは彫の深さや精巧な作りが別格でFine Worksと呼ばれていて、特に有名です。ただ、こちらは大変高値で取引されいて、現在の私にはとても入手できる代物ではなさそうです。
















