先日より販売を開始している "Parts of 4" "Rusty Thought"に加え、
あと一つシーズンレスで着用出来るアクセサリーとして作品を製作してくれているのが、
本日は上薗氏の作品づくりへの姿勢や拘りを理解した上で
LOOMからのアイデアを組み込んで製作して頂いたEXCLUSIVEモデルを発表致します。
初日からすでにストックが何本か減っていますが、
LOOMの為に上薗氏が特別に鍛えた作品です。
一つずつに味わいや魅力があるモノですので何点かピックして
並べながら撮影しました。
型に流し込んでつくる一般的なアクセサリーの製法とは異なり、
刀鍛冶のように金属に火をくべて叩いて造形を行うBLOW独自の製法。
上薗氏の作品の最大の魅力である野性味の強い荒々しい質感を活かしつつ、
"重厚すぎる" という点に改良を加えて "着けやすさ" を各段に向上させました。
ウェイトを削ぐという事を前提にしていますが、作品の魅力であるボリュームを損なわずに
工夫を凝らした造形で上薗氏の作品をこれまで以上にリアルな着用感で身に着けて頂けるように仕上がっています。
[ Bracelet ]
BLOW by JUN UEZONO / THE WILD BRASSES exclusive "BEND BANGLE HEAVY LIGHT"
Price / ￥43,200 - (in tax)
Size / Free
Material / Brass and Japanese SUMI
BEND HEAVY BANGLEという名の超重量級のバングルをベースに
ウエイトを半分以下にまで軽量化して着用時の違和感、ストレスを軽減。
異様なまでに分厚く重たさのあったバングルを薄く仕上げることで
重厚な質感を活かしつつも軽やかで着用しやすい作品へとアップデート致しました。
軽量化の際に特に留意したのは質感が軽くならないこと。
矛盾しているようにも思えますが、この感覚をなくしてこの作品は成り立ちません。
硬い金属を熱しながら人力で叩き上げることで生まれるゴツゴツとした岩石のようなテクスチャー、
日本の原産である墨を焼き付けて金属に黒みを与える技法を用いています。
LOOMでは墨付けのプロセスを通常よりも強く行いほとんどブラックに近くなるまで風合いを出しています。
軽さと矛盾する重厚さを表現する独自の工程を経て迫力のある雰囲気を醸し出しています。
最初、塊の状態から糸鋸を使い、板状に切り出しています。
その段階で裏側にブランドの刻印を押しています。
しっかりと力を入れて押す為、刻印が一部反対面に浮き上がる様な仕上がりに。
裏側からの隆起がよりゴツゴツした風合いを強めています。
真鍮の本来の質感は金ピカで少し艶のある質感です。
そこから経年変化でくすみが生まれアンティーク感のある風合いとなります。
金属の経年変化、墨の焼き付けによる経年変化とそれらの重なることで
重厚な金属の魅力を一つのアクセサリーとして作品化したものになります。
墨付けされた墨はコーティング加工の様なモノですぐにそのまま剥がれるようなことはありませんが、
時間をかけて少しずつ、摩耗した部位から擦りきれて下地の金属が表れます。
墨の黒が擦れて下地が出てくる経年変化、
金属そのもののくすんでいく経年変化と
二重での変化があり、使い込んでいった時の味わいとなります。
レザーブランドであるIsamu Katayama Backlashとのコラボレーションから頭角を現したBLOWは
どこか、レザー製品に似通った魅力があり、使い込んだ逸品だけの格好良さを感じて頂けると思います。
使い勝手の面でネックとなる重たさからくる扱いづらさを克服した作品に仕上がりましたので
興味が御座いましたら、着用してほしいと思います。
ガーメントケースは毎回素材を変えて上薗氏の自作の袋に直筆で名入れをして出荷されます。
是非、ご検討下さいませ。
それでは本日はこの辺りで失礼致します。
LOOM OSAKA
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